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商工会議所と出会ったはなし

10月〜11月の約2ヶ月間、毎週月曜の夜に開催された、商工会議所の創業スクールに通ってみました。
主に創業準備〜創業直後までに必要なスキルや知識を専門家に教えてもらえるもの。

いわき商工会議所Facebookより:https://www.facebook.com/story.php?story_fbid=720879610082687&id=100064819623358

いわきで仕事するなら、、、事業承継も本気で考えるなら、、、といろいろやりたいことが浮かびは消えしている状況をなんとか少しでも前に進めたいという思いで。なにか手を動かせるきっかけに、という気持ちで申し込んでみました。

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これまで漁業に携わってきた中で、あまり商工会議所さんと関わる機会はなかったけど、よくよく調べてみると、農協や漁協などの生産者組合に似た精神を感じました。

商工会議所とは?

 商工会議所は、「商工会議所法」に基づいて設立・運営されている特殊法人です。
全国には515(各市に一つ)の商工会議所と、その取りまとめ役として日本商工会議所がありますが、どこの商工会議所も、① 中小企業・小規模事業者の活力強化、② 地域経済の活性化、③ 政策提言活動を通じた地域づくり、国づくりを共通のミッションに掲げ、地域の特性に応じた様々なプロジェクトに日々取り組んでいます。

いわき商工会議所webページ

 商工会議所の発祥地は、フランスのマルセイユです。

1599年のことで、「絶対王政下の重商主義政策の中で、次第に力を付けて行ったまちの商人たちが、自分たちのまち、とくに商売のことは自分たちで決める」ために、商工会議所が設立されたものと考えられます。

いわき商工会議所webページ

さらに、いわき市商工会議所の中長期テーマが、とっても良い。”シン”使いがちなところにおじさんが見え隠れしているけども(笑)、いい意味で寛容ないわきらしいテーマ。

いわき商工会議所が目指しているもの

 令和4年11月~7年10月のテーマを「挑戦、シン化。そして未来へ」としました。
いつの時代も、環境変化に適応し、乗り越えるためには「変化への挑戦」が不可欠です。
「最も強い者が生き残るのではない。最も賢い者が生き延びるわけでもない。唯一生き残るのは変化できるものである(ダーウィン)」。
GXやDXを駆使しながら、ポストコロナ新時代の幕開けに積極果敢に挑戦し、シン化することにより、いわきを少しでも良くして、次の世代へ襷を繋いで行くとの思いをテーマに込めています。

“商業”と聞くと利益優先で、経済成長を追い求めて〜というなんとも持続性のない世界というイメージをうっすらもっていましたが、完全に覆りましたよ。

と同時に、このかいわいに蓄積している知識や人脈は、地域で生業をする者にとってはシームレスに大切なことだと思いました。
漁業もほとんどが個人事業主か中小法人。地域で経済を動かす仲間。そこに縦の線を引く必要は全くないですね。

水産業の中でも、生産、流通、加工等でなんとなく縦の線が入ってしまい、利害関係があれば時に対立もある。
真剣だからそんなことはあって当たり前だけど、根元の部分は、同士として感じられたらいいなと、自分の価値観をアップデートできました。

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今回は、創業や個人事業主、小規模法人を応援してくれるたくさんの人たちに出会うことができ、多くの仕組みや制度を知ることができました。もちろんリスクも。
そして、今後の働き方をなんとなく整理することができました。

不景気で先行きがわからない世の中ではあるけれど、きっと自分の親たちが事業承継したころよりもずっと充実している。
選択肢がたくさん与えられていることに気づくことができ、ほんとによかった。

最後に、
窓口になり対応してくれたいわき商工会議所の職員さんが、本当に熱心にサポートしてくださり本当に感謝です。
「漁業者のために」と働く全漁連の職員を思い出す(賛否はあれど(笑))。すてき。
こういう「ひとり」が地域を動かしたり守ったりするんだろうな、と実感しました。

創業スクール初回自己紹介のとき

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