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漫画でわかる緩和ケア4 『人生会議』のポスター問題

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の愛称に決まった『人生会議』。

このポスターが思わぬ議論を巻き起こしています。

このポスターについて、少なくない患者さんやご家族が傷つけられた、と感じられているようです。(自分も「さすがにこれはないな・・・」というのが第一印象ではありました。その後は色々と考えが巡っています)


一方、『人生会議』という用語がほとんど知られていなかった中、ニュースで取り上げられたことで普及に関する一定の役割を果たしたのではないか、という点も指摘されています。


この手のポスターは万人に受け入れられることはないと思いますし、改善を重ねていくことこそが進歩につながると思います。


しかし人生会議の検討委員の方々にもなぜか相談がなかったとのことで、せめて社会に出す前に一定数の患者さんや有識者の方々のご意見は聞いて欲しかったなと、(人生会議は、そのプロセスを重視する取り組みだからこそ)そのプロセスについては、とても残念に感じています。


やはり餅は餅屋の如く、患者さんの気持ちは患者さんにしか、ご家族の気持ちはご家族にしかわかりません。

自分も医療従事者ですので、これを他山の石として身を引き締めてゆきたいと思います。



※オレンジホームケアクリニックの紅谷先生が、このポスターは周辺事項について俯瞰的かつ複眼的に書かれていたものがありましたので、シェアさせて頂きます。
https://www.facebook.com/hiroyuki.beniya.9/posts/1704836766320584

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