★文芸演習 小説創作ゼミ2 講義Ⅰ『物語のパターン』


『起承転結』は韓子が提唱し、中国四千年の歴史がある。


『起承転結』はわかりやすいが故に、結末が見えやすいという欠点がある。


長編の場合は活かしやすいが、短編の場合はあえて『結』を曖昧にするのがセオリーともされる。


起承転結を一つ100ページずつ書けば400ページの長編小説が完成するが、その100ページずつの中にも『起承転結』の構成を組み込むことが多い。


入れ子構造の『起承転結』




『起承転結』は四コマ漫画にも近い構成だが、最近ではあえて『起承転結』を崩して、『結』を見えにくくしていることがある。


昨今の作品は、読みやすさや、テンポの良さが重視される傾向がある。


また、『転』が終盤で一気に『転』『転』『転』と来るのがトレンドでもあり、どんでん返しをたくさん持ってくる脚本力も必要。


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