2023年夏旅① 〈出発〜岐阜関市モネの池編〉
お正月休み、そして夏季休暇。
この2大ボーナスタイムに私はいつも旦那さんと車で放浪の旅にでかける。
放浪の旅といっても毎回交通手段は車なうえに一泊二日なので、旅行というより超弾丸ドライブ旅となる。いつもあっという間に終わってしまう。
このあっという間の切なさと慌ただしさがもう嫌になったので、今回は二泊三日でいくことにした。(それでも短い気がする)
旅の日程も弾丸だが私達は旅の仕方も弾丸だ
出発日と、ある程度の目的地こそ決めはするが、前もってホテルを予約したり綿密なスケジュールなんていうものはいっさい立てない。
○○に、おいしい□□を食べに行く!
だいたいがこんな感じ
去年の夏は
愛媛でおいしいお刺身を食べたい!
だった。
宿泊場所すら日が暮れてきた頃に【アゴダ】で検索してその場で予約する。(アゴダは本当に神だと思う)
行き先も目的も決まっていて、その日宿泊する場所も前もって予約しており、次の日のスケジュールもきちんと立てて無駄なく効率よく旅するタイプの人からすると私達の旅はきっと、
悲鳴をあげられるような旅の仕方なのだろうなと思う。行き当たりばったりにもほどがある旅の仕方だ。
だけどそんな旅の仕方が私達には合っている。とても楽しめる。
そんなわけであまりに暑い今年の夏旅は
⚫︎長野県でおいしいお蕎麦を食べる
⚫︎信州の高原でアイスティをカランといわす
というミッションの旅となった
* * * *
午前中、何件かお届けのお仕事があったので、それを完了させ、午後からの出発となった。
でもここからいきなり長野までノンストップではおもしろくないので、高速のサービス以外にもどこか挟みたい。
ということで、旦那さんのGoogleマップ検索により岐阜県関市の【モネの池】という場所を一旦の目的地に設定した。
この池は睡蓮が美しいようで、見頃を迎える頃にはその名のとおり本当にモネの絵画【睡蓮】のようになるらしい。
少し前に、ジグソーパズルをしたくなってゴッホの【夜のカフェテラス】を買った私だが、私は本来モネのタッチの方が好きなのだった。
じゃあなんでゴッホのパズルを買ったん?
についてはこちらで
↓↓↓
実物でモネのタッチを感じられるなんて楽しみだなと、わくわくしながら向かいはしたが、途中トイレ休憩を挟み、おやつ休憩を挟み、買い物を挟み、渋滞を挟みで到着したのは19時過ぎ。もうまもなく完全に日が暮れる。
モネを感じるっていうか…
肝試し大会やん?…
カップルが1組だけいて写真撮ってたけどすぐ帰ったやん?
山の宵はひたすら暗い
画像はお借りしましたが本来ならこんな美しい池を拝めるらしい
鯉!そういえば鯉は確かに泳いでおり、その姿も目視できたが
日が完全に暮れるまで、なんとか少しでもモネを写真に収めようと悪戦苦闘したけれど、モネは頑なにもうモネってはくれなかった。(←?)
けれどこの悪戦苦闘の最中、一枚だけ不思議な写真が撮れた。もはやモネはまったく関係ないが
綺麗…。そして不思議。
フラッシュの加減でこうなったのかなと、念のため同じように同じ角度でもう一度撮る。
精霊がたくさん写ってるねえ
娘さま(長女)からメッセージをもらう。
見えないものを見ることができる不思議担当の娘さま。私はすぐに彼女にこの写真を転送したのだ。
見えないものが見えない、聞こえない私にとって、こういう時の強い味方だ。
この池のすぐ奥には神社がある。
都会ではない山の中の、大自然に囲まれている静かな場所。どんな存在達がいたっておかしくない。人間に見えないだけのことで…。
パシャパシャフラッシュたいてごめんね…。
* * * *
そうこうしてるまに本気で日が暮れた。スマホについてるライトごときじゃほんのり足元しか照らせない。完全に闇。本当の肝試し。
ちっちゃな懐中電灯を頼りに足早に車に引き返し、宿泊先を検索し、モネの池をあとにする。
モネのタッチも色合いも雰囲気も、残念ながら感じることはできなかったけれど、
でもそういえばここに到着する少し前の空がモネの空のようだったことを思い出す。
息をのむようななんとも言えない美しいグラデーション。こんなの見られただけで充分に心は満たされた。
無計画の行き当たりばったりな旅では、今回のように「残念なモネ」のようなことも普通に起きる。
だけどそんなのも含めて、この非日常を私たちは毎度楽しむのだ。
旅も人生も「ままならないことを楽しむ」ってこういうことかと学んだりして…。
クーラーボックスからコーヒーを準備して、出発しよう。次の目的地&宿泊先は
飛騨高山だ!
両脇の2名さまはスケジュール立てる派!
です(たぶん)
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