先週月曜日に急に夫👽のだんまりが始まり、25時間後には戻って来たのだが、同じ週の金曜日にまたキレた。

夕食を食べていた時、きゅうりのぬか漬けがちょっと塩辛くなったので、高血圧気味で塩分を気にしている夫のことを思って、
「今回は、ちょっと辛くなったわ～」と言ったら、いつもの鉄仮面で大好きなトマトに塩を振りながら、
「これで塩分摂るから、これは食べない」とぬか漬けをちらりと見た。

そこから数十秒沈黙の後、私もやめとけばいいのに、以前学んだはずなのに、「塩分控えめにしているから、こういうタイプのものは作らない方がいいかなあ」と何気なく言ってしまった。

ぶっちーーーーん！　　　　👽「そういうことは言わなくていい！」

「そういう言い方が嫌なんだ。今日食べないからといって、全く作らないみたいに言うのがおかしい（全く作らないみたいに言ってない！）。自分が作ればいいと思えば作ればいい！！」から始まって、畑で茄子を作ってるのに美味しい茄子のぬか漬けを食べたことがない、そういうのは母親が娘に教えるものなのに、あんたはお母さんにどういう教育をされてきたんだ、上手に作って近所に配るぐらいの余裕がないといけないのに、他の料理でもうまくできなかったらすぐ言い訳をする、今の年になって今日はうまくいったとかいかなかったとか言うなんておかしい

あ～～、やっちまった・・・と思いながらも、昔より余裕のある私は、「この人、相変わらずやなあ」と、真っ赤になって怒る👽をまじまじと、半笑いで見てしまった。

いやいや、会話よ、会話。黙～って食べるより、これは○○で～とか話しながら食べた方が楽しいやん。そんな雑談もしたらダメなわけ？とかなんとか私も抵抗したけど、話がずれてるから（価値観が違うから）まったくもってかみ合わない。

自分（私のこと）は何かズレてるよな。って、お前に言われたないわ。
世間からずれてる人にずれてると言われるイライラ、わかります？

ぬか漬けの話に始まって、朝ご飯がワンパターンだということ、自分の思うような進路に進まなかった一人娘の子育てのこと、話はあらぬ方向に広がっていく。

「朝ごはんがワンパターン」の件。
「最近、朝御飯がワンパターンなのは、自分、気がついてるの？」と言い出した。「自分はあれでいいの？」「え？いいよ」　　かみ合わない会話。

かつては和食とパン食を交互に作ってたけど、「食欲がな～い」を連発するので、今はパン食のみにしている。そしてパンに卵やベーコン、野菜を使ったサラダ、目玉焼きなどを付けたり、オープンサンド、ホットサンド、ホットドックなど手を変え品を変え、ヨーグルトで和えた果物などもつけたりと、ワンパターンにな・ら・な・い・ように工夫しているつもりなのに、「朝ごはんがワンパターン。作る気がないからだ」だと。

「喫茶店に食べに行って、真似して作ってみたら」
「料理はセンスの問題だから、センスがないんだろうね」
「料理なんて大して時間もかからないのに。メニューに何を悩むことがある？作るのが遅いんだろ」etc

昼ご飯も前の日とかぶらないようにいろいろ工夫しているけど、ワンパターンだと思ってるんだろうな。

言いたいだけ言わせた後、私、「贅沢やな　( 一一)　　私は畑で採れた新鮮な野菜が食べられて感謝してるよ」と。
「朝と昼は外へ好きな物を食べに行ったら？！」と言うと、「独身時代が長くて外食ばかりだったから、もう嫌だ」という。
じゃ、黙って食べんかい！

「奥さんと離婚したり、ずっと独身の男性だと、スーパーのお惣菜とか外食ばかりの人もいるんだよ」と言うと、「そうなったらそうなったでどうにでもなる」。と言ったかと思えば、「どこの店が美味しいとか、もう考えるのもどうでもいいんよ」と投げやり。ああ言えばこう言う。

ほかにも言うに事欠いて、家を継がない世間の長男の話から、「遠くに住んでるうちの一人娘は,もうこちらには帰ってこないだろうからこの家もなくなる」とか（娘が嫁いだら家はなくなるだろう）、「近所の娘さんが実家の近くに住んでて孫をしょっちゅう連れて帰る、ああいうのが家族というものだ」とか。

まじまじと👽の顔を見ながら、私、思ったんだ。
この人、本当に世界が狭い。考え方が昭和。昭和な考え方があってもいいけど、そうじゃないケースが道に外れているかのような言い草は、それこそ、ずれてる。まさか、グレーに加えて高齢者鬱か？

私は自分のやりたいことをみつけ自立して頑張っている娘を見て子育ては大成功だったと思っているが、👽は「失敗した」と言う。
価値観が正反対の人間と一つ屋根の下に暮らしていると、こういうかみ合わない禅問答のような会話が突然勃発して疲れるので、深い話はできない。

👽から見ると、自分の考え方と違う私がずれている。
しかし、ずれている人にずれていると言われたくないわ～～。
👽は世間からずれているけど、私はあなたからずれているだけ。👽の考え方が間違っているとは言わないが、私と👽の組み合わせが間違っているということなのだ。👽と同じ考えの女性なら、ここまで波風は立たないのだろう。

私の考えを聞いて「そういう考えもあるかもしれないけど～」と言うだけ進歩したけど、「なんか違うんよなあ」とぼやいているから、やはり根底の考え方は変わっていないのだ。

夫婦が同じ考え方の者同士ばかりだと、人類の種の保存という観点からはよろしくないという説があるらしい。私は選ばれし者か？！
そんなもんに選ばれたくないわ( ｀ー´)ノ

週に2回の御乱心は、雨の日にゴルフ練習場で滑って肩を強打したイライラのせいもある。裸の上半身がちらっと見えた時、左肩から胸を通って縦におへその横ぐらいまで、黄土色と緑色の混ざったタオルを肩に掛けているのかと思うぐらいまっすぐに変色していた(^^;

2017年の大げんかの時、「本当に嫌いだったら一緒には住んでない」とは言ってたけど、そう好きでもないんだろうな。そこをまた学んでいない私が神経逆なでするようなことを言うもんだから、回数が減ったとはいえ、同じことの繰り返し。

御乱心から2日経ち、そんなモヤモヤを抱えている私の横で、👽はニュースを観ながらご機嫌で解説し、夕方には「鰻が食べたかったけどなかったから穴子買ってきた～」と何もなかったかのようにテンション高め。羨ましい切り替えの早さ。あの👽と、この👽は、同一人物なのか？
こだわる私が悪いのか？

ああ、気兼ねなく、馬鹿話がしたい。