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寺社仏閣ではない京都の楽しみ方〜京都国際マンガミュージアム〜

こんにちは。Kiwi PR合同会社の植田聡子です。

京都といえば、寺社仏閣。御所に二条城、清水寺に金閣、銀閣。他にもお庭を楽しんだり、紅葉の季節には多くの方が訪れる、「オーバーツーリズム」を連想されることも多いですね。

寺社仏閣ではない京都の魅力、これがあるから「そうだ 京都、行こう!」となるスポットをご紹介します。

それは烏丸御池にある「京都国際マンガミュージアム」です!

各国のマンガがずらり

ちなみに、私はマンガやアニメに詳しいというわけではありません。それでも小学生くらいまではマンガを読み、アニメを見て育ちました。年齢がバレる(というか隠してないけど)けど、キャンディ・キャンディは欠かさず見ていたし、少女漫画も「りぼん」を愛読し、時々「なかよし」「花とゆめ」「ちゃお」「マーガレット」「フレンド」などにも手を出したことあります。生徒諸君とかガラスの仮面とかパタリロとか、読みましたね。

妹はなぜか「少年ジャンプ」を読んでいたので、こっそり読ませてもらい、ひばりくんも奇面組もリンかけもなんとなく記憶にあります。

という少年少女の記憶を呼び覚ますのみならず、このミュージアムはなんだか居心地がいいのです。

居心地がいい理由1 適度にゆるいリラックスした雰囲気

階段に座ったり、廊下の椅子に腰掛けたり、みな思い思いの場所でマンガを読み耽っています。1階少年マンガ、2階少女マンガ、3階青年マンガとカテゴリ別の5万冊のマンガ本は、総延長約200メートルにわたる「マンガの壁」といわれる書棚にびっしり。敷地内であればどこでも自由に読むことができるので、お天気の良い日には敷地内の芝生に寝転がりマンガを読むのもあり。カフェへも持ち込みOKだそうです。

いろいろな場所でマンガに耽る

居心地がいい理由2 知的好奇心を満たす展示

上の理由と相反するのですが、ただマンガがたくさんあってリラックスするだけなら、極端な論として「漫画喫茶」に行けば事足ります。しかし、ここはあくまでミュージアム。マンガを真面目にアカデミックに学ぶ展示もしっかりあるのです。

漫画家さんの利き手のオブジェ
貴重な昭和のマンガ雑誌

なぜならばマンガの学部を有する京都精華大学さんが運営にしっかり関わっているから。例えば漫画の歴史、作家さんの利き手の石膏、などの常設コーナーも充実していますし、手塚治虫さんの火の鳥のオブジェは間違いなくアート作品です。

吹き抜けにどーんと「火の鳥」のオブジェ

居心地がいい理由3 レトロなモダン建築

建物は元小学校の昭和初期建造の校舎を活用し、当時の佇まいを残しています。歩くと床がミシミシする場所もあるし、階段などの作りは丸みを帯びた優雅なデザイン。

Webサイトによると、本館(1929年建設)と北館(1937年建設)、講堂・体育館(1928年建設)の3つの建物をつなげる形でリノベーションしたものの、それ以外は、きしむ廊下やタイル張りの階段などを含めて、ほとんど手を加えないことで、モダニズムの時代の美しく贅沢な建築の雰囲気を残したそうです。

建物探訪としても魅力的なレトロ建築

カフェやミュージアムショップも併設され、元小学校だけにグラウンドもあるのが、開放感あふれる空間となっていると感じます。都会にいながらなぜかリラックスできるのは、敷居の低さという言い方は馴染まない、マンガならではの包容力。

日本の重要なコンテンツとして、漫画はエンタメだけでなくカルチャーであり、芸術でもあるのです。ヲタクではない私があえてオススメできる京都国際マンガミュージアム、ぜひ一度足を運んでみてください。



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