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こんにちは。Kiwi PRの植田聡子です。

キャリコン養成講座でお世話になった一般社団法人日本産業カウンセラー協会さん。最初は「会員になると、養成講座が会員価格で受講できるな・・・」というさもしい動機から入会しました。
養成講座は昨年夏に終了していますが、その後も会員は継続しています。ちゃんと会費払いましたよ。協会から発行される冊子は勉強になることも多く、つい目の前の仕事に没頭してしまう自分に刺激を与えるいい機会となっています。

JAICO表紙

今回届いた特集のひとつは、基礎から学ぶ「70歳定年制」

私のnoteでもさんざん「ライフシフト」「人生100年時代」と語っておりますが、特にその傾向は日本では鮮明。中国でも高齢化が進んでいますが、60歳過ぎて働くというのはまだ一般的ではありません。欧米でも歳を取ったらのんびりしたいという意向が強いようです。

これは日本の経済的な先行き不安状態が影響して、シニアになっても「働きたい」「働かねば」になっているのかもしれませんね。私もそんな一人かも。

一方、若手の方にとっては「70歳定年」は「歓迎できない」と思っています。男性40代ではなんと66.1%、3人に2人は「戸惑い・困惑を感じる」「歓迎できない」というややネガティブな反応です。

働き盛りと言われる40代にとって、年長者の存在は目の上のたんこぶなのか、うとましいのか。ジェネレーションギャップを感じる存在なのかもしれません。シニア社員は、「他の人はさておき自分は若い」という謎の例外対応で、自分に対してやや甘め。老眼とか疲れやすいなどフィジカルな影響だけならまだしも、考え方や価値観が古い、となると扱いが面倒なのはよくわかります。

一方で、「定年過ぎてからいざ転職!」となると、残念ながらポストは空いていません。

プロパー社員ですら、「役職定年」でポジションを外されるというのに、あえて外部から人材を獲得しようとはなかなか思えないですよね。それはどんなに大企業のポジションにいても大差ありません。かえって、その大きな看板が「オーバースペック」となり、転職市場ではマイナスに働くこともあるでしょう。

需要と供給、マッチしていません。

知識や経験を活かせる仕事は果たしてどこにあるのか。

やっぱり自分でフリーランスとして働いた方が自然かもしれません。準備は早めにしてください。

やってみないと何事も進まないし、「◯◯ができたらやろう」なんて先延ばしにばかりする人をよくお見かけしますが、そのような機会はそうそう来ません。時代の変化の方が早いので、自分が「準備万端」と思えるタイミングなんてなかなかないものです。

元◯◯という以前の肩書きにこだわり過ぎても、周囲はめんどくさいだけ。

もちろん終身雇用で今いる会社で70歳まで充実した日々を過ごすことができるなら、その価値は非常に大きいです。みんながフリーランスに向いているとは思いませんし、私は再雇用制度は否定するものではないと思います

理想:いくつになっても働くステージがある
現実:働くステージがあるかないかはその人の準備次第

これが「70歳定年制」の現実です。

どうありたいのか。それを考えるのは「自分」です。誰かがあなたの面倒を見てくれるわけではないということを念頭に、これから進みたい道を自分でデザインしてみてはいかがですか。





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