熱、熱、そして熱……


3月の終わり、夫が熱を出した。
原因不明の発熱は39度にまで上がり、鼻の横は腫れ上がっていた。

「それ、副鼻腔炎じゃない……??」
病院へ行くのを渋る夫と、訳も分からずチャイルドシートに固定された息子を乗せて耳鼻科に連行するも、副鼻腔炎ではなさそうとのこと。

息子も燻る微熱で私も仕事に行けず、体調不良の2人を抱えて日々を過ごした。


2日後、顔の腫れは更に広がり、目まで腫れ上がる。
リアルお磐さん状態。
内科を受診するよう夫に念押しして、元気になった息子を抱えて私は仕事へ。

帰宅後、どうだったのかと尋ねれば、内科的なものでは無いと診断され、まさかの、3ヶ月ほど前に仕事中エスカレーターを駆け上がって転んだ際に欠けた前歯から細菌が入り混んだことによる炎症だったらしい。

その前歯は、欠けてすぐに私は「見た目にも影響するし、仕事柄直接お客様とお話するのだから直してきた方がいい。」と伝えていました。


先日、その前歯の治療へ行った夫。
何か被せるのかと思っていたのに、帰宅した夫の前歯は綺麗さっぱりなくなっていた。

抗生剤を10日ほど服用したのに、炎症が思ったより酷く、同じことを繰り返す恐れがあると言われ、抜くことになったらしい。

病院も嫌いで絶対に行かないし、健康診断の採血でさえフラフラしてしまう夫。
よく抜く決意ができたな……と、ちょっと感心した。


夫の熱が落ち着いて、息子もようやく1週間熱を出さず私も仕事に行けたと思った矢先。

いつもならひとつの場所に留まることなく動き回り続ける息子がゴロゴロしている。
ゴロゴロしてるのなんて、ずり這いし始める前以来見てなんだけど……。

あれ?おもちゃも1つも出してない……。

まさかと思って熱を測ると38.3度。
うーむ。朝からこれだと、明日は仕事行けないな、たぶん。

そう思いながら様子を見ていると、あっという間に熱は上がり、39.7度の表示。

早々に職場に明日休むことを連絡する。
いつになくぐったりする息子。
一応ミルクは飲むものの、麦茶や白湯は哺乳瓶に入れても飲まないので水分がとれない。

今日は日曜日。
どうするか……。
悩みながら様子を見るけれど、ずっとぐったりして寝て起きてはまた寝ての繰り返し。

夕方になる頃にはもう体力も尽き果てた様子で真っ赤な顔をして微動だにせず。


就寝前に咳き込んだ勢いで吐くこと3回繰り返し、パニックで体力も尽きているはずなのに泣き叫ぶので、以前もらっていたアンヒバを挿肛。

解熱剤つかわない方向で様子をみようと思っていましたが、さすがにこれは使うメリットの方が大きいと判断しました。

日付が変わる頃までは上手く寝付けず20~30分おきに起きて泣いていましたが、深夜1時過ぎからはたまに泣くもののすぐ寝ていました。
深夜1時で38.1度。


翌朝も38.3度で、小児科を予約。
割と元気な様子で、おもちゃで遊ぶ元気もあるし、笑ったり手を振ったり、つかまり立ちもしていました。

そして受診。
コロナ陽性でした。

そのまま息子は元気になってきたものの、私は仕事柄1週間出勤停止。
なんなら移ったのか私の喉が完全に終わっている。咳も出るし頭も痛い。

……が、2連休の夫、いつも通りのマイペース夜更かし1人お菓子パーティーからの昼間寝る生活にモヤモヤ。

次の夫の2連休、私はホテルかどこかに泊まりたい。
丸2日、全部ぜんぶ夫にやって欲しい。

「午前中の息子の方が機嫌がいいから。」と、夕方になると決まってフラッと買い物に出掛けてしまう夫。
恨みそうになってしまう……。


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