数日前に見た本チキに続いて2回目。クリスマスにキャストシャッフルの乱痴気回で。楽しかったー！

弾丸のように飛んでくるとんでもない量のセリフ、朗々と歌い上げるような台詞回し、ストイックに俳優の肉体を最大限削りながら確実に作り込まれていく舞台世界、シニカルで悪趣味でそれでいて不謹慎笑いを誘ってくる、柿の作品の雰囲気が本当に好きで。柿でしか見れない作品をいつも見せてくれる。好きな劇団。今作でもっと好きになった。

1回目の時は体も心も熱くなったし、役者さん同士の調和が凄まじくて。物語世界に飲み込まれたけれど。2回目、乱痴気、2列目、ということもあって冷静に物語や役者さんの一挙一動に神経を使ってみれた。これぞ複数回入る醍醐味...！

今日は、大村さんのお芝居が特に好きで。茶化しながら生きている人間が怒り・悲しみを出さずにはいられなくした状況に対する痛み、みたいな。そんなリアルな感情が見えて。あそこの芝居好きだったなあ。
田中さんの時もラストの、ヒバリと同級生くんの個展でのくだりは好きだったけど、大村さんの時はまた違って、そんな風に見えて。どっちも好きだなあ...

永島さんのよく通る声が好きだし、加藤さんの目の色気とフラストレーションがある役の芝居が好きだ。素敵な役者さんしか舞台上にいなくて幸せ。

あと、キャストシャッフルだったから観劇中に、役者の得意分野・年齢・関係性とかと、役の関係性・階級のパワーバランスの関係性とか、小難しく考えてみたりもしたけど、まあ結果、「楽しかった！」しか感想として出てこん、

くそー、もう一回見たい！

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