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みゃうです。

私はかつてものすごく毒舌でした。

言いたいことは包み隠さず言い、思ったことはすぐ口にする。

なおかつ、私には優しさというものが欠如しているようで

なんの悪気もなく人が気にしていることをずばずば言っていました。

当時はこのことを多くの人に責められ、「自分の言いたいことを言っているだけなのに」と思っていました。

そのため、自分の言いたいことを言っても毒舌にならない人に羨ましさを感じ、妬みすら覚えていました。（性格悪い）

毒舌じゃなければ、言いたいこと言っても怒られないのに。

時は経ち、私の毒舌はすっかり消えていました。

もはや思ったことをそのまま口にすることはなくなっていました。

年齢を重ね、様々な経験をして成長したのだから当然かもしれません。

しかし、違いました。

私は成長して自然とそうなったのではなく、

無理やり毒舌を押し込めていました。

自分が言ったことで誰かを傷つけるのを極度に恐れ、

言いたいことを言えなくなっただけでした。

言いたいことを言わないことにもメリットはあります。

不要な衝突を回避できる。

他人に不快な思いをさせて、嫌な顔をされることが減る。

でも、それだけでした。

いくら言いたいことを我慢して、他人に配慮しても

衝突は起きます。

他人に嫌な顔はされます。

それどころか「自分は我慢しているのに、他人は我慢してくれない」と

独りよがりな不満すら抱くようになりました。（やっぱり性格悪い）

私は気づきました。

私は生来、毒舌なんだ。

毒舌じゃない私はいないんだ。

しかし問題はどうやって毒舌を取り戻すかでした。

長らく毒舌を封印していたので、毒舌が出てきません。

困りました。

が、あることを思い出しました。

高校のとき、毒舌を封印していたはずなのに

「毒舌だよね」と友達に言われたことを。

はてな。

どこで毒舌がばれたんだろう。

どうやら私は自分の毒舌を具体的には把握していなかったようです。

生まれもった性質である毒舌を封印することはできなかったようです。

ずっと私の毒舌は健在だったようです。

私はそっと毒舌の封印を解き放ちました。

何が変わったのかは誰にもわかりません。

最後まで読んでくださってありがとうございます。