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私の好きな昭和歌謡とは

私は昭和歌謡が好きです。


が、昭和って長いので、昭和歌謡にも色々あります。


だから昭和歌謡の全てを知っているわけじゃないし、実は昭和歌謡の全てを好きなわけでもありません。


なので、今まで漠然と「昭和歌謡が好き」と言ってきたけど、具体的にはいつの時代とかジャンルが好きなのかを考えてみました。


参考文献にはインターネットと、昨日図書館で借りたこの本を利用しました。

最近ハマっているタブレット純さんのラジオ番組の本ですが、情報量が多くてかなり勉強になります。


巻頭に謎のグラビア()もあるし、これは自分で買って一冊持っておいたほうがいいと思いました。


とにかく古いのがいい

ざっくり言うと、私は昭和初期〜昭和40年代くらいの歌謡曲が一番好きです。

「旅の夜風」とか「二人は若い」みたいな、戦前の曲も好きです。


私は昭和歌謡にレトロさを求めまくっているのだと思います。

今の時代には絶対ないような雰囲気とか、文化とか。


あと、クラシックの好みもそうなんですが、私はある程度型にはまった音楽を好む傾向があります。

(ショパンやシューベルトなどのロマン派が一番好き)


単純明快な歌詞とリズムで、のびのびと歌っている感じの曲が好きです。


なので、ニューミュージックとかロック、テクノが出てくるあたりからは"昭和歌謡"としてはあまり興味がなくなります。


昭和歌謡というくくりがなければ、普通にラジオとかで楽しく聴きます。


ちなみに、ニューミュージックなど現代につながるような新しい流れが出てきたのはいつなのか、よくわからずにいたので調べてみたら、昭和40年代のようでした。


でも「風」(はしだのりひことシューベルツ)など、私の好きな曲で昭和40年代に発表されたものも結構あるので、一口に年代だけでは括れないんだなとわかりました。


好きな人たち

作曲家で言えば、古関裕而さんや古賀政男さんが好きです。

作品にどことなく品を感じるからです。


歌手は、昭和の時代って一つの曲をいろんな歌手が歌っているケースが結構多いので、私は「誰が歌っているか」よりも、前述の古関さん・古賀さんのように「誰が作ったか」に注目していて、あんまりこの人が好きとかいうのがないです。

勉強不足なだけかもしれませんが…


ちなみに、あえて挙げるなら(っていうのは失礼かもしれませんが)藤山一郎さんが好きです。


好きな曲

私の好きな昭和歌謡をざっくばらんに挙げていきます。


一番は古関裕而さん作曲の「高原列車は行く」、次いで古賀政男さん作曲の「東京ラプソディ」です。


あとは、前述の「風」や、

・寒い朝(吉永小百合、和田弘とマヒナスターズ)
・悲しくてやりきれない(ザ・フォーク・クルセダーズ)
・有楽町で逢いましょう(フランク永井)
・下町の太陽(倍賞千恵子)
・月がとっても青いから(菅原都々子)
・銀色の道(ダークダックス他)

などが特に好きです。

でも本当に、挙げたらキリがありません。


昭和歌謡が好きになった理由

私は昭和61年生まれで、現在37歳です。


12年ほど前にピアノの演奏などを仕事にするようになったのですが、最初に縁のあった仕事が葬祭会館での生演奏でした。

ご遺族にリクエスト曲をお聞きしていたのですが、故人様が高齢だと演歌や歌謡曲をリクエストされることが多かったのです。

始めて半年くらいの頃、会場に着いてから「春日八郎の"赤いランプの終列車"をお願いします」と言われた時は死ぬかと思いました。

まっっっったく知らなくて、当時の所属事務所に連絡して会場に楽譜をFAXで送ってもらい、初見でなんとか弾きました。

その後も何度かそういうことがあり、今ではすっかり何でもないことになりましたが、この時は経験が浅かったので本当に焦りました。


また、同じ時期に音楽活動を売りにした介護デイサービスを見つけ、ボランティアからパート職員になりました。

そこでは楽器の演奏や懐かしい歌で脳の活性化を図るという取り組みをしていたので、知らない昭和歌謡や唱歌を伴奏しながら歌わないといけなくなりました。


そしてさらに、上の2つと同じ頃に歌声喫茶のようなことをしているサークルで伴奏をさせてもらうようになりました。

葬儀やデイサービスではあまり縁がなかったフォークソングを、ここで覚えました。

ちなみにこのサークルの伴奏だけ、今も唯一続いています。


こんな感じで、聴いたことのない歌謡曲を自然とたくさん覚えていきました。

だから、各年代で大ヒットした曲は何となく把握しているのですが、逆に言えば「その程度」です。


ラジオで「柳卓のいんでないかい」や「タブレット純 音楽の黄金時代」など、昭和歌謡を専門にしている番組を聴くと、自分は昭和歌謡好きとは言えないんじゃないかと思うくらい、知らない曲にたくさん出会います。


だから今後は、これまでの仕事で得た知識をもとに、さらに色々な歌謡曲を知っていきたいと思っています。

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