「子育てはいつか終わる」と言うけれど
息子が3歳になる少し前、「もうこの子は赤ちゃんじゃなくなったな」と思いました。
手足の長さや喋り方など、いろんなことが赤ちゃんのそれとは明らかに違うようになりました。
赤ちゃんだった息子が、完全に過去のものになってしまった。
育児をしてきて、初めてまともに「終わり」を感じた瞬間でした。
それから私は、息子が0歳の頃の写真をよく見るようになりました。
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息子が生まれてから、いろんな人に「子育てはいつか終わるからね!」という励まし(?)の言葉をもらいましたが、それってだいたい我が子が成人して自立する時のことを言ってますよね。
だから私も、赤ちゃんを育てている身には果てしなく遠い先のことを想像しながら聞いていました。
でも、息子が赤ちゃんじゃなくなって、「小さい終わりはこんなに早い段階でも来るんだな」と思いました。
そしてつい最近も、幼稚園に入るために先月まで通った保育所との別れがありました。
先生方にもお友達にも恵まれて、親としては本当に感謝の気持ちでいっぱいなのですが、ふと「保育所のことは、息子の記憶にどれくらい残るのだろう」と思いました。
もしかしたら、全く残らない可能性もあるわけで…
それに気づいたとき、愕然としました。
こんなに楽しく通って、愛情をいっぱいかけてもらったのに、全部忘れるって大人の世界だったらありえないですよね。
脳の発達ってそういうものなんだから仕方ないとはいえ、なんか残酷だな…と思いました。
先生方は何とも思わないのかもしれませんが、それでも預かった子どもを一生懸命保育してくださるのだと考えると、あらためて「すごい」の一言です。
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私は一人息子を育ててまだ3年ちょっとですが、これからもこんな風に色々な終わりや別れを経験するんだなぁと思いました。
ちなみに息子はもう少しで3歳半になります。
昨日、1人で遊びに没頭していると思ったら、突然「中国籍の男」と言い出してびっくりしました。
親の私より、ニュースをきちんと聞いているようです。
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