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屋久島の楽しみ方

屋久島といえば、縄文杉やジブリに出てくるような苔むす森を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
でも、実際に行くにはどうすれば良いの?縄文杉まで行くのって大変って聞くけどそこまでがっつり歩けないしと屋久島へ行くのを躊躇してしまうのではないでしょうか?

今回、夢リストの中にあった一度は行きたい屋久島を旅してきましたのでご紹介します。

結論から言いますと、誰でも楽しめる観光資源がたくさんある場所で何回でも訪れたくなる島でした。

屋久島の楽しみ方

屋久島とは

鹿児島の南南西60kmに位置する面積約500km平方メートル、人口1.2万人、島1周130km程で車で3時間で1周できる薩南諸島で奄美大島に次いで2番目に大きな島です。
島の90%が深い森で1993年に日本で初めて世界自然遺産に登録されたとても美しい大自然が楽しめます。
ひと月に35日雨が降ると言われるほど雨の多い島ですが、その雨が雄大な自然を作っているとも言えます。
現在では樹齢1000年以上の屋久杉を目当てに観光客が多く訪れています。

縄文杉

島の大部分はプレートの沈み込み帯の深部で生成されたマグマが溜まって、ゆっくり固まってできた花崗岩で、約1600~1500万年前に形成されたものです。
屋久島には、諸説ありますが、鹿と猿しか動物はいないと言われるほど、人2万、鹿2万、猿2万がいるそうです。

また、江戸時代には島津藩がこの島から多くの杉を米の代わりに年貢として納めていいました。
自然と共存してきたこの屋久島では山岳信仰が強く、様々な場所で白い鳥居の神社を多く見ることができます。

屋久島神社


温泉も多く、海中温泉など面白い温泉があります。その他、マリンスポーツも楽しめる島です。

シーズンとしては3月から5月が花の美しいシーズン。台風シーズンは外した方がよさそうです。

屋久島の詳細はこちら

行き方

屋久島へは飛行機、フェリーで行くことができます。
主には日本航空JALが就航しており鹿児島でプロペラ機に乗り換えて行きます。東京からは鹿児島乗り継ぎで2時間40分。大阪、福岡からは1日1本直行便があります。
鹿児島港、屋久島間のフェリーの所要時間は1日5往復で2~3時間です。
屋久島へのアクセスはこちら

観光は何がある?

屋久島での観光は主に大自然を楽しむことになります。往復10時間のハードな縄文杉のトレッキングの他に苔むす森までの3,4時間程のハイキングやヤクスギランドで30分程の屋久杉見学、美しい白い砂浜、透明度の高い海で癒される、荘厳な滝を見る、ウミガメの産卵を見る、カヤックやダイビングなどのマリンスポーツ、地元の食事を楽しむ、リゾートや集落を巡ったり、ゆったり流れる時を楽しむなど様々な楽しみがあります。

屋久島観光の詳細はこちら

栗生浜

屋久島内の移動手段

屋久島内の移動手段はバス、タクシー、レンタカーなどがあります。
バスは1時間に1,2本、タクシーは予約制がメインなので車が運転できるならレンタカーがおススメです。
代行タクシーはないので、レンタカーを利用する方は飲んだら乗るなとなります。

どこに泊まる?

町は宮之浦安房が大きく縄文杉苔むす森の入り口近くになるため、朝早くハイキングやトレッキングに行かれる方が多く泊まる場所です。
この二つのエリアには宿や食べ物屋さん、お土産もの屋さんが点在します。

尾之間は温泉やリゾートホテルもありリゾートでのんびりしたい方はここがおススメ。

ウミガメや落ち着いた雰囲気が好きな方は永田浜のある永田地区がおススメです。

宿は民宿からリゾートホテルまで様々ですので、目的に応じて選ぶのが良いでしょう。

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安房

ハイキング・トレッキング

屋久島には多くのトレッキング、ハイキングコースがあります。上級者から初級者まで豊富なコースがありますので体力や好みに合わせて選ぶのが良いでしょう。

最も人気があるのは、樹齢7,500年とも言われる縄文杉とジブリのモデルとなった苔むす森が見られるコースです。
縄文杉コースはトロッコ道を歩いて行き、最後にしっかりした登りの往復10時間のコースです。
苔むす森は3,4時間で行けるコースです。太鼓岩まで行くと往復5時間程。

ハイキング・トレッキングコース詳細はこちら

縄文杉トレッキングはどんな感じ?

縄文杉コースは往復22km、10時間のコースとなります。出発は朝4:30、登山口行のバスを待つ間に朝ごはんを食べて、登山口までバスで40分程登ります。
登山口を6:00に出発してから片道2時間程のトロッコ道が続きます。
山の中では幾つか手すりの無い橋を渡り、木々を愛でながら進んで行きます。最後の登りは結構ハードです。雨の多い島なのでレインウェアは必携です。また、トイレは道中に3ヶ所、あとは携帯トイレブースになるので携帯トイレも必携です。

最終地点の縄文杉まで来ると達成感いっぱいですので、一度は行ってみることをお勧めします。

ウィルソン株
トロッコ道
橋をわたる

白谷雲水峡ハイキングはどんな感じ?

こちらは縄文杉コースと比べるとゆったりと苔の森を楽しむコースです。全長6.8km、4時間程のハイキングです。しかし、道は上りもありますのでハイキングシューズで行くことをお勧めします。
最終地点近くの苔むす森以外にも美しい水と大きな岩、木々があり十分に屋久島を楽しめるコースです。

どちらのハイキングコースも初めての方には現地ガイドと同行することをお勧めします。山の中で様々な見るべきポイントを教えてくれたり、しっかりペース配分をしてリードしてくれるので安心です。

苔むす森
水が綺麗
何種類もの苔

海と温泉

屋久島には透明感の高い美しい白い砂浜と海がとても印象的です。
栗生や永田などとても綺麗ですので足を延ばしてみてはどうでしょうか?

栗生浜

温泉は幾つかありますが、平内海中温泉という海が干潮時間に入れる温泉があります。海の横にあり、何も遮るものがない混浴風呂です。女性は湯あみ着を着て入ることができますが、着替える所はないです。でも、絶景の温泉ですので足湯だけでも訪れてみては?

足湯も楽しめる
平内海中温泉

何食べる?

首折れさばトビウオ料理が有名です。
首折れサバは鮮度を保つため釣ったらすぐ首を折るそうです。飛魚ラーメンはアゴ出しが効いていてとても美味しいです。
その他にも捕れたて魚料理を出してくれる居酒屋さんや食堂がたくさんあります。
空港近くのイタリアンも地元の素材を使った料理を出してくれます。フルーツではたんかんが有名です。
デザート類を楽しめるカフェもあります。
お土産にもたんかんやトビウオを使ったものがたくさんあります。
地元の料理詳細はこちら

飛魚ラーメン
首折れサバ

まとめ

いつかは行ってみたい屋久島。行くなら今!でしょ。といった感じです。
というのも縄文杉コース10時間をチャレンジするなら体力のあるうちですね。その他のアクティビティならいつでも楽しめます。のんびりと苔むす森や滝、美しい海、地元の食事、NHKのドラマの舞台になった集落などフォトスポットはとても多いです。

ドラッグストア、スーパーはありますが、コンビニはありません。ハイキング、トレッキングをされる方はしっかりとした準備をして行かれることをお勧めします。

実際に行ってみて感じたのは、一度は行ってみたい屋久島は何回も訪れたい島だったということです。

世界遺産の屋久島、東京から2時間半ほどで行ける案外近い島、そこには手つかずの大自然と優しい時が流れています。

中間集落
朝焼け



是非、あなたも訪れてみてはどうでしょうか。

動画はこちらから楽しめます。

https://www.instagram.com/reel/CsXQsEsLEMq/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==



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