見出し画像

チャンスは人が運んできてくれる

講演会で聞いた話です。ある人が出張時に乗り継ぎの飛行機に乗り遅れてしまいました。次の便まで少し時間があったので、ゲート近くにあったお店に行ってスナックを物色していたら古くからの知人に偶然会ったそうです。するとその知人が「そう言えば、今一緒にビジネスをしている会社でCEOを探しているんだよ。君にぴったりの仕事だと思う」と教えてくれ、縁があってその会社のCEOに就任されたそうです。当人曰く「あの時飛行機に乗り遅れていなかったら、今僕はCEOの仕事に就いていなかった。」

こんな風にチャンスって突然やって来るんですよね。そしてチャンスは人が運んできてくれます。私も最近改めてそれを実感しました。

前回書いたように私は前職をレイオフされて暫くはプー太郎生活を謳歌していました。でも半年が過ぎて失業保険も切れ、月に10万円以上の健康保険料も自腹で払わなければならなくなり、そろそろ次の仕事を探そうと考え始めていました。

そんな時ベイエリアに住んでいる元部下の女性から連絡が入りました。彼女も転職活動中で、リファランス(身元紹介)に私を使っても良いかと聞いてきたのです。彼女はとても仕事ができる人だったので、即答で「もちろん!」と返答。それから数日後、元部下の女性が使っている人材紹介会社の担当者から電話が入ったので元部下さんの仕事ぶりについて話をし、ひと通り話し終わったところでその担当者が「他に何かお手伝いできることありますか?」と聞いてきたので「そうだ!」と思い「実は私も次の仕事をそろそろ探そうかと思っているんですよね〜」と伝えました。すると彼女が「私はベイエリアの担当だけど、ハワイにもエージェントがいるからハワイの同僚に連絡しましょうか」って提案してくれました。その数日後、ホノルル支店の人から履歴書を送ってというリクエストと、電話での打ち合わせの日程の調整をしたいという旨の連絡メールがありました。

後日電話でホノルルの担当者と話をし、今までどのような仕事をしてきたのか、どんなポジションを探しているのかなどを伝えました。そして2、3週間後に「こんなポジションがあるけど興味ある?」っていうことで、とある会社の求人情報が送られてきました。興味も何も転職活動をするなんてとても久しぶりだし、面接をすることは何度もあったけどされることは何年もなかったし、とりあえず練習のつもりで受けてみようと思って「興味ある」と返答。そしたらすぐに面接に来てくれと連絡が入って、翌週の月曜日と火曜日に経営陣との面接。水曜日に人材紹介会社の担当者が「お給料はいくら欲しい?」と聞いてきたので、希望額を言うとその額がすんなりと承認されて木曜日にはなんとオファーレターが来ました。

マジか?正直次の仕事を見つけるまで、数ヶ月はかかると覚悟していたので、あまりに早い展開に自分でもびっくり。でもまあ、これもご縁なのでありがたくオファーを承諾させていただきました。まあこれは人材紹介会社にとってもありがたい案件だったと思います。私の紹介料として数万ドルを稼げたわけですから。

と、言うことで、めでたく再就職いたしました。パチパチパチパチ👏

今回の転職活動を振り返ってみると、元部下の女性が私に身元参照を頼んでこなかったらこの仕事には就いていなかったわけです。オファー受諾後に彼女に連絡して経緯を説明し、今度会った時にはご飯奢るねって言っておきました。物事ってどこで何が繋がるか分からないし、本当にチャンスは人が運んできてくれることを実感しました。なので、なるべく多くのチャンスが訪れるように日頃から良好な対人関係を構築しておくこと、そして突然訪れるチャンスを掴めるように常に準備をしておくことが大切だと思います。チャンスの神様には前髪しかないって言いますしね。チャンスの神様はさっさと捕まえないと通り過ぎたら捕まえることができないのです。

皆さんにも、より多くのチャンスと幸運が訪れますように。

みなさまからいただく「スキ」がものすごく嬉しいので、記事を読んで「いいな」って思っていただけたら、「スキ」や「シェア」をしていただけたらとても嬉しいし励みになります!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?