日記

最近になって徐々に色々なことの辻褄があうようになって来たと思う。間違えだらけだった過去の時間が無駄になってはいなかったのだと思った。残念ながら上手く行かなくなってしまった元友人との時間だって、想いを伝える程でも無かった淡い恋心だって、一応昇華してあげられたのかも知れない。ずっと一人だと思っていた私は結局一人では無かったのだと今年になってやっと気がつくことが出来た。愛されていなかったはずの家族から実は愛されていたと教えてもらえたのは二十歳になってからだったし。色々な大事なことに中々気がつけずにいた二十年間だったと思う。勿論今だって失敗だらけだし、不安だらけだし、分からないことだらけだけど。きっといつか克服できるはずだと思う。
人間関係はゆっくりと築くこと。笑顔でいたり、素直に美味しいっていつも言うだけで自分も相手も幸せになれること。人の話を聴く方が得意なこと。無言の時間が心地よいこと。夜の静けさがどれだけ尊いかということ。全部全部最近になって知ることが出来た。
結局死ななくて良かったし、これからだってあなたは生きていても大丈夫。あなたは自分で思っている程嫌われていないし、不快な思いをさせていないと思う。きっとそう思う。もしも違っていたら言って欲しい。
私がダメだダメだと思っていたことは意外と自分の良いところだから、無理に直さなくてもいいと思う。人と話をする練習をしたことはとても良かった。私に対して「あなたと話していると不快」だと率直に言ってくれたことも結局は良かったと思う。
「飲みに行こう」って誘われることがとても嬉しいし、会いたいって少しでも思ってくれる人が5人くらい居ればそれで十分かも知れない。「友達100人できるかな」は結局嘘だし、そんなに要らないと思う。軽々しく友達と呼べる浅はかさよ。
中学高校で教わったことはあんまり無かった。大体の大事そうなことは自分で見つけることが出来たし。小説でもなんでも本を読めば大抵のことは知ることができると思う。だから本は読んで良かったと思った。友達は大切にすべきだともっと早く気づくべきだった。
私はこうやって少しずつでもまともな人間になれているとは思う。

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