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脳卒中ガイドライン2021 2-1 運動障害

どうも!

理学療法士のyukiです。

脳卒中ガイドライン2021より、”運動障害”の項目についてまとめたnote記事になります。

この記事では、

1. ガイドラインで使用された論文を引用
2. 引用した論文を簡単に紹介
3. 論文の内容から重要だと思われる論文を引用して添付(小引き論文)

上記をまとめた内容になります。

目的としては、脳卒中の最前線の科学的な根拠を持って治療を行うことができること、ガイドラインがベースにありながら個々の特徴に合わせた治療を提供できることとしています。

今回の”運動障害”について、ガイドラインで引用された論文は"7本”でした!

そこからそれぞれ、小引きを約5本ずつ行い、それぞれの論文の特徴を簡単にまとめています。



まずは脳卒中ガイドライン2021の”2-1運動障害”に掲載の詳細を引用(1)してまとめると、

1. 脳卒中後の運動障害に対して、課題に特化した練習の量や頻度を増やすことは勧められる(グレードA)
2. 自立されている脳卒中者に対し、集団におけるサーキット訓練や有酸素運動は有効で勧められる(グレードA)
3. 脳卒中後の運動障害に対して薬物療法の有効性は明らかとなっていない(グレードC)

上記のようにまとめられています。

(1)日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン委員会: 脳卒中ガイドライン2021より引用




引用1. 脳卒中後の機能的能力向上を目的とした反復課題トレーニングの効果 (Cochrane Libraryより)


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