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足りないから面白い

書きたいけど、かけるような状況になかった。少し病院に入院していた。

入院生活は仕事も満足にできるわけでもないし、治療もあるし、それでいて毎日の繰り返しで正直、言って退屈だ。

そういう状況は僕の今までの経験ではよくあることで、そういう場面に出くわすたびに「神様は超えられない壁を用意しない」と捉えるようにしている。

神様とかスピリチュアル的なものはあんまり信じないのだけども、つらいときには「これもなにかのめぐり合わせ、超えられないこともないだろう。」と思うクセがある。

苦難や難しいこと、面倒なこと、うまくいかないこと、があって当たり前だと基本的に思っている。すべてがうまくいくような人生、暮らしはつまらないような気がする。

こういうときに思い出すのが、バナナマンの番組でトークテーマが「好きな法律を作るベスト3」のシーン。その中で「最強なのは、全部自分ルールじゃない?でもそれすげぇつまんねぇよ?」という設楽さんの言葉が思いの外、引っかかっている。

手元に無限にお金があって、なに不自由ない暮らしができる状況に置かれたとしたら、どうだろう。
毎日、車屋さんに行って新しい車を買い、ブランド品を買い、広い家に住み、好きなものを好きなだけ食べる日々が続いていく日々はどうだろう。

1週間もあれば十分にその生活に慣れてしまいそうだ。

そんなことを考えると、現状に文句を言うのも楽しみの一つであるし、その状況を更に良くしていこうというのもこれまた一つの楽しみできる。自分次第で。

足りないことが当然で、その不足を楽しむことが暮らしていく中での面白さなんだと、歳を重ねるごとに気づいたような気になっている。

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