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アベカエサル / Ave Caesar

デザイナー:Wolfgang Riedesser
アートワーク:Thomas Thiemeyer, Ingrid Berner, Eckhard Freytag
出版社:DiceTree Games, Otto Maier Verlag, Asmodee数寄ゲームズ
プレイ時間:30分
プレイ人数:2~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

古代ローマのチャリオットレースをテーマにしたレースゲームです。3つのコースでレースを行って合計点が高いプレイヤーの勝ち。

各プレイヤーには同じ構成のデッキ個人デッキが渡され(バリアントで構成を変える事もできます)、手札としてデッキから3枚を持ちます。

毎手番カードの数字分、戦車を前に進める。
スペースがあれば、斜め前でもOK。

コースが決まると、スタートラインについてレースがスタートします。手番には手札を1枚プレイして、書かれた数字分戦車を前方に移動させます。移動する時は真正面か斜め前。真横や後方には移動できません。引いてるの馬なので、急な方向転換はできないと言うことですね。

また、他のプレイヤーが停まっているマスは入ることが出来ないため、避けながら移動することになります。

カードの数字分必ず移動しなくてはいけないため、移動するスペースがなければ、そのカードを使うことができません。1枚も使えるカードがなければ、その時は手番をパスすることになります。

黄色が道を塞いでいるため、前に進めない。

カードの使用にもちょっとしたルールがあり、『6』は先頭にいる時に使えないカードになります。ずっと先頭にいると、どうしても『6』がだぶついてきます。

レースは単純に3周すれば良いかと言うとそうではなく、レースの最中、プレイヤーは皇帝に拝謁する必要があります。

皇帝の謁見は専用のエリアに戦車を止める。入り口が狭いので相手の邪魔ができるポイントになる。

具体的には2週目が終わるまでの間に皇帝の席の前に停まって、「アベカエサル!」の掛け声と共にコインを捧げる必要があります。出来ずに3周目に入ってしまうと、ゴールしても0点です。ただ、レースは最後まで走れるので、ひたすら他人の邪魔をすることはOKです。

デッキは使いきりとなっているため、進める歩数の最大は決まっています。そして、作られるコースは難易度が設定されていて、難易度が高いほどコースの最短マス数が多くなっています。もちろん、ゴールできなければ0点です。

■遊んだ感想

どれだけ悪役に徹する事ができるかが鍵となるレースゲーム。

同じマスに停まれないどころか通過する事すらできないため、至るところで邪魔ができてしまうのが面白いゲームです。

邪魔するのは、前に通さないだけではなく、大回りをさせる事にも意味があります。と言うのも、デッキは使いきりであるため、歩数が足りずにゴールできない事も大いにあるからです。

皇帝への拝謁も通らないといけないのに入口と出口が1マス分しかないので、争いが熾烈です。

1レースだけだと、理不尽さが目立ってしまうかもしれませんが、3戦行う事で運の要素や理不尽さが平準化されるように思うので、遊ぶなら3戦遊んだ方がいいのかなと思います。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★★☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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