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普通級と支援学校を比べてみた。

次男こうちゃんが支援学校に入学して約4ヶ月。
行き渋りもなく、自分から通学バスに乗っていきます。

別々の学校に通う長男と次男。
地域の小学校(普通級)と支援学校(知的)を比べてみました。

■目標設定の仕方が違う!

<普通級>同じ目標に対してどれだけできるか?点数化や相対評価がしやすい
    vs
<支援学校>児童の能力や特性に合わせた個別の目標設定。半期毎に個別指導計画を立てる

マラソンの授業だけでみても、
普通級→トラック3周走って!
支援学校→この時間(曲が鳴ってる3分ほど)、走るor歩いてね。
という感じです。

支援学校には、身体は通常発達の児童もいれば、就学前にやっと歩けるようになった児童もいます。どちらかに合わせるのではなく、どちらも頑張れる授業になっています。

■集団指導 vs 個別指導

普通級は集団指導のみですが、支援学校は一部の授業が個別指導となっています。

座り続けられない、話が理解できない、話せない、文字がわからない・・困り事がみんなバラバラ。
個別に支援計画を設定されているだけに教わる内容がみんな違うので、どうしても個別指導になります。
個人の席も離れて配置されているので、他の児童の指導中でも、集中力が途切れにくい(はず?の)レイアウトになっています。

次男の支援学校だけかもしれませんが、自分1人で移動できるようになるための計画書があります。我が子の場合は安定して階段を昇り降りできるようになるというスタートラインにも立ててないレベルですが、少しでも近づけるように応援するのみです。

■学校指定の持ち物

学校毎の違いかもしれませんが・・

長男の通う学校は、体操服・上履き・防災頭巾などほとんどの準備物が指定の店(学校の前の個人商店)で揃えられますよと案内されました。

次男の通う学校は、体操服以外は店の指定がありませんでした。学区が広いから実店舗を案内されても困りそうですが、それ以上に、体型差や力の差が大きいから個人個人に合った物を用意してほしいってことなのかなと推測してます。
ただ、、、準備物が多い。ループタオルや歯磨きセット、スモックもあって、通ってた保育園よりも多かったです涙

■〇〇しないで!じゃなく、させない工夫

例1
入ってはいけない部屋がある場合。
普通級→「入らないで」と注意喚起
支援学校→扉に鍵を掛けて入れないようにする

例2
授業に関係ないものは見えない場所に隠す。集中を妨げさせない。
部屋に飾りなどもなく、シンプル。

支援学校では、安全かつスムーズに学校生活が送れるように、先回りの工夫がいろんな所に見られます。

次男の場合ですが、
「危ないから道路に飛び出すな!」は聞いてくれません。多分、理解できてない。
その代わりに「この線(歩道と車道を分ける線)の上を歩いて!」と伝えるとその通りに動いてくれて、結果的には飛び出さずに歩けるという感じです。

・・・なかなかコツが必要なんですよ。
先回りの工夫のおかげで学校生活も問題なく過ごせているようです。

他にもいろいろな違いがあるのですが、個々の学校の違いな気がするので割愛。管轄(都道府県or市町村)からして違うので、一斉連絡の方法や長期休みの日程からして違うんです。
比べ始めたらキリがないのですが、次男の学校は下校時間の変更がほぼない(=ヘルパーさんのスケジュール管理がしやすい)とか、手紙の説明が丁寧(=児童が補足説明できないから?)とかありがたい違いもあります。

そんな訳で、2つの学校の違いを楽しませてもらっています。

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