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支援学校を選んだ理由と振り返り

次男が特別支援学校に入学して1年。
そして、noteで就学相談のことを書き始めて1年。

いろんな葛藤と考えの下で、支援学校入学という選択をしたわけですが、これがベストだったかどうかはわかりません。

5月下旬になって就学相談が始まりつつある時期なので、自分の考えをアップデートするためにも1年を振り返りながら、支援学校を選んだ理由について考えてみようかと思います。

1.大腸全摘出により、日常で配慮が必要

見た目にはわかりませんが、次男には大腸がありません。
何が困るのかわかりずらいと思うので、ちょっと説明
・液状の便しか出ないため、当面オムツが必要。
 少しでも出たら臭いがするので、周りの子に嫌がられそう。
 自分でオムツを替えることもできず、大人の助けも必要。
・消化しにくい食材(キノコや海藻類)はNG
 自分で除去しないため、大人の助けも必要。
この2つがあるだけで、先生1人・児童30人の普通級では過ごせないなと思っています。

次男の支援学校ではオムツ着用のお子さんも多く、排泄介助にも慣れているようです。給食も様々な形態(みじん切りやペースト状)で提供されているからか、アレルギーじゃなくても食材の除去をしたり、キッチンバサミで切ってくださっているそうです。
また、身体的な病気(心疾患やてんかん等)を持つお子さんも多いからか、入学前説明会で主治医の診断書の準備を依頼されたり、非常時に備えて持病の薬も学校に保管してあります。

2.生活や就労に必要なスキルを身につけてほしい

重度知的障害の次男なので、将来的は障がい者枠での就労か、作業所での就労かなと考えているのですが、まずは楽しく働いてほしいと思っています。
何が得意か、何が必要か、何ならできるようになるのか・・1つでも多く可能性を見つけて伸ばしてあげたい。工夫すれば何かできるようになる素質はありそうなので、本人にあった教育が受けられる支援学校を選びました。

入学前の次男は数字もひらがなも認識していませんでしたが、1年間で自分の名前のひらがなが読めるようになって、数字を読み上げたりマンションのエレベーターの階数ボタンを押したりできるようになりました。また、身辺自立の学習もして、着替えが早くなったり階段の上り下りがスムーズになってきました。少しずつですが、成長できているようです。

3.対等な友だちを見つけてほしい

穏やかな性格?なこともあり、保育園のクラスメイトともトラブルなく生活してきました。ただ、クラスメイトはいろんなことができるため、どうしても助ける&助けられる関係になっていました。(助けてくれたクラスメイトの皆さん、ありがとう!)さらに、ルールが難しすぎると次男は遊べなくなることもあって、一緒に遊ぶためにはどちらかが我慢することもありました。

学校に通う今は、一緒に遊ぶお友だちもいるらしいです。
見つめあいながら一緒に踊ったり、追いかけっこをしあったりしているそう。学校外で偶然会ったクラスメイトとは、2人しかわからない言葉で話しているみたいでしたが、なんだか楽しそうにみえました。

4.他の家族の助けありきの生活にしない

「体調不良やケガしたから迎えに来てください」は普通の話。
だけど、通常級や支援級の先生だと「●●しないから迎えに来てください・付き添ってください」と言われることもあります。通常級にお子さんが通う知人に、着替えのサポートのために通った人や、学校にいる間ずっと付き添った人もいます。支援級でさえも体調不良以外の理由でお迎えを要請されることもあるらしいと聞いていました。また、親だけでなく、学校生活の中できょうだい児(=障害児の兄弟姉妹)にサポートをお願いされるケースもあるそうです。

 次男の場合。放デイや移動支援・学童などを活用して、登校から帰宅までの間で家族のサポートが必要ないようにスケジュールを整えました。次男の学校は行事準備や職員会議による下校時間の変更が少ないこともあり、事業者さんへの変更依頼もほとんどありませんでした。学校生活の中でも不機嫌で何もしない日もあったようですが、1年間でお迎え要請があったのは2回のみで体調不良とケガという納得の理由でした。

とまぁ、ざっと書き出してみました・・長いですね笑
あと、少し雑談も。

私の周りの話ですが、小学校高学年以上のお子さんを持つご家庭はあまりチャレンジしないかもしれません。小学校中学年以降にある心境の変化(10歳の壁?)に自分の子どもはついていけないだろうと予測できたり、あの先生大丈夫?と思う先生が支援級の先生に異動しているのを知ってたりするからかもしれません。

あと、個人的な事ですが、成長ゆっくり家系+早生まれ+ダウン症の次男は身体的成長もゆっくりで、見た目年齢3歳程度。大勢の中にいるとまぎれるし、ぶつかられると吹っ飛ぶので、さらに注意が必要。おそらくランドセルも背負えません。集団での学校生活には向かない体型です。


我が子の場合は支援学校を選んでよかったです。
ただ、判断基準は人ぞれぞれなので、参考までに。

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