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いきなりケースワーカー

こんばんは。mywayのμ(ミュー)です。

母が持ってきてくれた市役所職員の募集要項。
ダメ元で試験を受けに行くと、1次試験は60分120問で中学生3年生レベルくらいの5教科を中心に、早解きしていくものでした。塾で教えていた経験が発揮され奇跡の合格。
その後も不思議なくらいスムーズに合格し入庁が決まりました。

市役所で働いた約12年間。ここでの経験は今の私にたくさんの影響を与えてくれました。

まず最初に配属されたのは、障碍者福祉を担当する課。ここで私はケースワーカーの任命を受けるのですが、福祉のふの字も知らない私が、いきなり現場に赴きたくさんの障碍者の方、ご家族の方達と接することになりました。

「あなた方は4~5年で異動して私達と接する機会はなくなるでしょうが、私の障碍は一生ですからね。」
「障碍者年金の手続きよりも、今日この子の命が繋がっていることの方が大事なんです。」
「あなたの担当するケースが施設で妊娠してしまいましたので、処遇検討会議に参加してください。」
「身体が全く動かないのに生きている意味があるのだろうか。」
「μさんはどんな印鑑を使っているんですか?私も同じの買おうかな。」
「こいつ(μ)から誘ってきたんだ!俺は悪くない!!」
「職場で倒れ奥さんは逃げてしまいましたので、施設入所の手続きはすべてよろしくお願いします。」

いろいろな方に言われた言葉たちが次々と思い出されます。

私が今まで知り得なかった世界を目の当たりにし、相手を尊重し対応に失礼がないように、日々がむしゃらに頑張っていました。

同い年の女性がスノーボードで頸椎損傷され車いすとなってしまった診断書を見て、当時はHSP特有の同感してしまう性質が強く働き、以後スノボができなくなったこともありました。

頻繁に激しい胃痛に襲われるだけでなく、燃え尽き症候群の研修に行ったとき、これ私のことだなと思った時期もあります。
隣の課の先輩が見かねて「休んで一緒に南国に旅行しない?」と誘ってくれたこともありましたが、4つの地域をひとりで担当していたので、仕事休めないからと断ってしまいました。


今日この記事を書くのに何度も手が止まり、日付が変わってしまいました。
なんでかなと思ったら、この時期のトラウマ解消をしていなかったのですね。とても貴重で有難い経験をさせていただいたとだけ記憶していましたが、深掘りすると、まだまだ傷は癒えていないみたいですね。

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自己流トラウマ解消ヒーリング完了しました。
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過去の私へ

あなたがいたから今の私がいる

右も左もまったくわからないなかで、よく頑張りましたね
何もできなかったと悔いなくて大丈夫
あなたは十分すぎる程がんばったのだから

ありがとう

あなたががんばってくれたお陰で今の私がいます
もう大丈夫だから、ゆっくり休んでくださいね

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