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今ならすぐに診断されるはず

こんばんは。mywayのμ(ミュー)です。

塾を5か月で退社した私が向かった先は大手派遣会社。
担当者さんは私の履歴書を見て「職歴5か月じゃ何も紹介できないですよ。」とバッサリ。前職で相当ダメージを受けているのに、さらにダメ人間のレッテルを張られたようで自己肯定感爆下がり案件となりました。

ある日、家で求人広告を眺めていたら、大手メーカーの子会社が契約社員として秘書を募集していました。学生時代になんとなく取得した秘書検定が役に立ち、有難いことに退職してから2週間で次の仕事が決まりました。

同じフロア内にある大手メーカーへ派遣という形で秘書をやらせていただくことになりました。
そこのフロアで働く女性は正社員の方達と、私のように子会社から派遣された契約社員が半々くらいで計10数名。毎日必ずひとつの会議室でお昼を食べたり、休日遊びに行ったりする慣習がありました。

どうにも馴染めなかった私は、いじめとまではいきませんでしたが疎外感満載で働いていました。上司に連れていかれた他社の接待でセクハラにも遭い、この頃おそらくうつ病を発症していたと思います。

実は、うつ病という名称が広く知れ渡っていなかった時代でしたので、自分でも訳が分からなかったのです。かなり少なめに盛ったご飯の半分しか食べられなかったり、駅のホームに立っていると線路が呼んでいるように感じたり。そして、家に帰ると辛くていつも声を出して泣き続けていました。

体重もみるみる減ってゆき、さすがにまずいと思った私は会社にある診療所にいきました。内科の先生だったと思うのですが「体重を増やす薬だそうか?」と言われ、拍子抜けしたのを覚えています。
職場内の診療所でしたし、先生にとっても当時はメジャーではなかったのかもしれませんね。「誰にもわかってもらえない」という想いが強くなり、孤独感満載で毎日とても辛かった記憶があります。

契約社員なので3か月ごとに面談があったのですが「次の更新は、あるかわかりませんからね。」と、毎回念押しされていたのも将来への不安が増し精神的にきつかったです。

職場では、調子が悪いことを隠して普通に働くことができたので、誰にも氣づかれないまま3回目の更新面談が近づいたある日、見かねた母が「試しに受けてみたら?」と市役所の職員募集要項を持ってきたのでした。

これが人生のターニングポイントになりました。

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