私は過去の奴隷ではないのですから…。
「私は過去の奴隷ではないのですから・・。」
2週間ほど前にある人と話をしていた時に、私はふとそう言った。
私に昔の苦い経験を引きずり出す癖があって、それが原因で、
「あの時頼んだら断られたから、また誰かに頼んだら断られるかもしれない。」
「あの時こうしていなければ、いまごろもっと充実した人生だったろうに。」
そんな思いが脳裏をよぎることがあった。
それに勝ちたくて、私は冒頭のことを言ったのであった。
「出る杭は打たれる」経験も多かった。私ははた目には消極的な人間にみられることもあるが、大学生時代には前に出すぎて周囲から批判されることもあった。
最近、その消極さを思い知らされる出来事もあった。そしてふと気づいた。
過去の出来事のフィルターを通して未来を決めることもまた、過去の奴隷になることだと。
いま、それに気づいたこと自体に感謝を覚えている。なぜならば、その気づきを通じて自分の殻を破る契機を発見したからである。
もっともっと、いろいろなことができるようになりたい。
見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーからsoranochihiroさんの写真を使わせていただきました。ありがとうございます。
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