トラウマネグレクトへの気づき


心理学などを勉強していて
母が亡くなってから、私を育ててくれた父親が毒親だと知り、ショックでした。

一応育ててくれたけど、父親のことを
『親としてどうなのか?』と思うことはよくありましたが、
実際に自分の親が毒親、自分がアダルトチルドレンだと知った時にはショックでした。
それまで、アダルトチルドレンという言葉は自分と無関係だと思い込んでいたので。


父親は必死に育ててくれたんだと思っていましたが、それが実は子どもにとって悪影響だったこと。
ネグレクトで発達性トラウマを負ったこと。
そのために、常に緊張している『過覚醒』になってしまったこと。


でも、父親が毒親だと気付けたことによって
自分が悪かったんじゃないんだと知ることができました。
ずっと自分を責めてきましたが、これからは自分を責めなくていいと思うだけで
ずいぶん気持ちが楽になりました。


子どもは、人としてできていない親でも好きでいたいし、
見捨てることも、そう簡単にはできません。

本当は認めてほしい、話を聞いてほしい、嬉しい気持ちや悲しい気持ちを共有してほしい。
いつでも何があっても味方でいてほしい。
助けてほしい!

でも泣きながら訴えても助けてもらえなかったことで、
誰にも頼ることができなくなりました。
あの時の辛さはもう味わいたくないから…

親から殴る蹴るなどの暴力を受けなくても、
まだ幼い子どもで、誰かに守ってもらえないと生きていけない時期に
ネグレクトによって守ってくれる人がいないまま育つと、
常に緊張している、心から安らげないトラウマを負ってしまいます。

私はこれがネグレクトの怖さだと感じています。

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