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#22 基準について

ある物事に対して他人を責めたり、非難する時はどういう時だろうか。


例えば、友達と遊ぶときに遅刻してきた人を責める人間とは必ず遅刻してこなかった人間だ。


自分も遅刻してきたときは、同じように遅刻してきた人間を責めることはしない。
それは自分も責められる対象に当たるからだ。もっと言うならば責める権利がないのだ。
食券を買って初めてラーメンを注文できるのと同じように、責める権利を持って初めて責めることができる。


しかし、時々この責める権利を持っていないにもかかわらず真っ正面から責めてくるやつがいる。所謂、「自分のことを棚にあげる」というやつだ。
そういう人は心底頭が悪いと思っている。話にならないから話したくない。僕は同じ土俵に立つのが嫌でそういうときは自分から謝ることにしている。相手に「相撲で勝たせて勝負で負ける」という立場をとってもらうことにしている。しかしながら、そういう人間はそれさえも気づいてくれないから頭が弱い。


他人を責める時にはこの「責める権利」を明確に持っていることが必須条件である。
また、他にも他人を責める時には「基準」と言うものが存在する。
この基準とは名前とは裏腹でとても曖昧である。



なぜなら、個人個人により異なるからだ。自身の経験や信条が大きく左右するのである。


もう一度、上の例を見てみる。

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