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神を宿す部屋-ツキを呼び込む部屋づくり-

最近はどうにもこうにもならなかった。それらの全ては自分に原因があるのだけれど、ツキが回ってきていないと感じていた。そしてなんとなく焦っていた。ツキなんてものは自分に操れないもののような気がするが、ところがどっこいツキは操れると思っている。

あの大谷翔平も目標達成シートでドラフト1位8球団という目標を掲げた時に運の項目を挙げていたほどだ。運は呼び込める。

僕はスピリチュアルは信じていない口だが風水や占いは割と信じている。なぜならそれらは統計学であり、こういう行動をしていたらこういう結果になるよねというのを経験則から教えてくれるからだ。

話がそれたが、僕の最近のこのツキの悪さと気の焦りは書斎の作業環境にあるという結論にいたった

わずか三畳ほどのスペースが僕の日々の活動スペースであり、こうした執筆活動やWEB制作の仕事をするときに必ず訪れる部屋である。

なので書斎は整理整頓をしなければならないと常日頃から肝に命じていた。
自身の執筆でも以前このようなことを書いていた。

書斎を神格化すると豪語していたのに近頃はこんな有様だった。

神が宿っていない部屋

神が宿っていない書斎のありさま

マジで最悪だ。脱ぎっぱなしのパジャマ。飲み干したペットボトル。神の宿る場所などない。自宅に帰って「さぁやるぞ」という気分で書斎に入ったところで一番最初に不要な情報が視界に飛び込んでくるのでリソースを一気に奪われる気がする。


要らないものは捨てるぞ、と意気込んだもののここで一つの問題が起きた。

それは、ここにあるものって捨てるものがない!!

ペットボトルは当然捨てるつもりだったが、この部屋にある多くのものは捨てれないものばかりだった。厳選して残ったものがこの状態だ。

自分の意思や独自の掃除法では時間が経てばまた汚くなる。そう思っていたところに本屋である本を見つけた。


集中できないのは部屋のせい

収納コンサルタントである米田まりなさんの著書「集中できないのは、部屋のせい。」

これはまさに僕が求めていた本だった。書斎で全集中を注ぎたい僕が今最も欲しい情報が書いてあった。僕のように在宅ワークをする人にうってつけの本だ。

今までの片付け術と比べて特に参考になった思うところが3つある。

  • メンタルで片付けをしない

  • リバウンドしないための方法

  • 片付けメソッドが多く掲載してある

順番に解説してみる。

メンタルで片付けをしない

片付けと聞くと不要なものの処分をイメージする人が多いかもしれないが、本書では気合を入れて「これを捨てるぞ!」という片付け方法は一切書いていない。

物を客観的に見て、使用頻度はどれぐらいかを考えて物の配置を決めるというやり方が書いてある。

これをすることで「これ全く使っていないから処分してもいいよね」という思考が生まれるのでストレスなく整理することができる。

ちなみに僕が捨てたものは、壊れて動かない目覚まし時計。百均で買ったが使っていないクッション。この先絶対不要であるとわかっている本が4冊。

処分したのはたったこれだけであとは物の配置を変えて整理した。


リバウンドしないための方法

部屋を綺麗に保つためにはこれが一番大事と本書では書かれている。リバウンドしないためには、そもそもの物の配置を使用頻度の高いものと低いもので棲み分けをする必要があると筆者は語る。

これは目から鱗だった。この方法を取り入れることで使ったものをしまう時のストレスが一気に軽減する。使用頻度の高いものなのに、片付ける際に立ち上がらないといけないとなると置きっぱなしになってしまうからだ。そうならないためにも取り出しやすいものほど片付けしやすいところに物を配置する必要がある。

僕はパジャマを脱ぎっぱなしにする悪癖があったけれどこれは毎日どんなに朝が忙しい時間でも必ずハンガーにかけるという習慣を身につけることで治った。

最初の数日さえ我慢すれば習慣は身につくので掃除をしたきっかけに習慣を見直すこともいいかもしれない。


片付けメソッドが多く掲載してある

表紙にも書いてあるとおり、科学的片付けメソッドが37個掲載されている。
本書は部屋にフォーカスされていることもあり、作業机や椅子の高さはどれぐらいがいいかということも書かれている。

僕はこれを参考にしてスタンディング作業をする時の机の高さを見直した。以前の高さは高すぎたということに驚いた。

他にも数々のメソッドが書かれているがそのどれもが無理なく実践できるので読者にとても優しい良書であると感じた。


神を宿す部屋

「集中できないのは、部屋のせい。」を読んでメソッドを実践した書斎がこちら。

少し神が宿った部屋

一気に大改造というわけではないが、物の整理が行き届いた部屋になった。
パジャマは毎度片付けるようにしてペットボトルなどのゴミは都度ゴミ箱に捨てるようにした。(当たり前のことだがこれができていなかった)


そして中でも一番時間をかけたのが、こちら。

収納ボックスを購入

ハサミや文房具、パソコンのケーブルなどの細々としたものがなんとも鬱陶しかったので、収納ボックスを買って左から使用頻度の高いものを入れるようにした。

そして最も使用頻度の高いノートやエアコンのリモコンは左下の収納ケースに入れるようにした。

これらのアイテムは自身の趣味で購入すると気持ちが上がるので、掃除する楽しみのひとつかもしれない。本書では収納ボックスは低価格の簡易的なものから購入と書かれていたが、僕はどうしても欲しくなったのでamazonでポチりとした。




スタンディングの高さに調整した場所にはデスクライトを購入した。

ここには物を最小限にしていつでもノーパソを置いてスタンディングで作業したり、本を読めるようにした。

左にある花柄の箱には財布が入っている。元々財布は先ほどの収納ケースに入れていたが、低い位置に財布を置くよりも高い位置に置いたほうが風水的にいいのかなと思い上部に置くことに。風水のことはよくわからんのですが、多分そんな考え方で合ってるかなと。

そしてこのデスクライトもamazonで購入した。
コードなしのデスクライトが欲しいなと思い、ちょうどいいのが見つかったのですぐに購入。光の調整も三段階あり低価格な割になかなか使いやすい。マグネットでついているので取り外しも容易なのが嬉しい。購入時は少し暗いかなと思ったけれど使ってみるとそうでもなかったのでオススメ。


集中できないのは、部屋のせい。

まさに集中できないのは、部屋のせいだった。部屋を綺麗にしてからは集中できるようになったし、新しいことも始めようかなと思いだした。神を呼びこめてツキが回り出したかなとさえ思っている。

そして片付けは何も部屋だけじゃなく、PCのフォルダや、頭の中の思考の整理にも大事なことだなと感じた。

また著書の米田まりなさんもおっしゃるようにリバウンドしない部屋作りが大切なので掃除筋を鍛えてパワーアップしていこうと思う。

「集中できないのは、部屋のせい。」自宅で作業、在宅ワークが捗らない人にオススメの良書です。


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