怠けうさぎの独り言

軽度の知的障害があります 趣味 写真撮影 一眼レフ所有 D3500

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軽度の知的障害があります 趣味 写真撮影 一眼レフ所有 D3500

最近の記事

20章 普通ってなに?

私は健常者じゃないこれから普通の恋愛は出来ない 普通ってなんだろう こんな私といても航平君は 楽しいと思ってもらえない 逆に出来ないことがそれなりに あるから航平君に迷惑かけて しまう 航平君には普通の人と楽しい恋愛をしてもらたい でもカメラの先生ではいてほしい 私の心の中は複雑だった 航平君のホンネはどう思っているんだろう… 私は航平君にカメラの先生を お願いしただけであって 恋愛するとかじゃないんだよね 私は航平君にずっと友達でいて 下さいっていっちゃったし なにやってる

    • 19章 恋愛経験なし

      私は恋愛経験がないんです この空間と時間が幸せなんです 嬉しいんです 人生、初めてなんです 男の人とカフェでお茶している ことが ワクワクしたりドキドキしたり 感情のジェットコースターが… 普通のカップルなら普通に 楽しめるのに ごめんなさい 私に障害があるばかりに 航平君に迷惑かけている気がする こんな子供みたいな大人の人と 一緒にいても楽しくないですよね 夏美さん、僕は楽しくないとは 思っていません 僕はこんなに楽しい空間に いられることを幸せに思います 確かに他の

      • 18章 一緒いたい

        プリンと珈琲を頼んでくるのを ワクワクしながら 待っていた 航平君は抹茶のパンケーキを 頼んだようだ 私の方が早く先にきました 航平君のパンケーキがくるのを 待とうと思ってまっていました 航平君が頼んだ抹茶のパンケーキがあまりにも美味しそうで 女子あるあるかな 一口ちょうだいっていってみた 航平君はいや顔一つせず 私の口へパンケーキを食べさせてくれた 私は屈託のない少女のような笑顔で美味しかったです ありがとうございますといい 私のプリンも一口あげると 航平君の口

        • 17章 幸せな時間と空間

          こんな幸せな空間が時間が続いたら良いのに カフェに着くと私は外が見れる 角の席に座ってメニューを見るなり わぁ美味しそうなスイーツ 前はパンケーキ食べたから 今度は違うのが食べたいなぁ あ、プリンみっけ 昔ながらの固めのプリンだ 美味しそう 私が嬉しそうにメニュー見ながら食べたい物を見ていると 航平君は穏やかな表情で 私を見つめていた

        20章 普通ってなに?

          16章 愛と優しさ

          泣き止むのを待ってもらい 航平君とカフェを目指して歩いていた 桜がキレイな並木道を歩きながら桜並木を見ながら幸せな気持ちになった 航平君が私に桜と夏美さんの 写真を取りたいんですが どうですかと聞いてきた ごめんなさいやっぱりダメです トラウマの影響が想像以上だったことを航平君は知ることになる じぁ桜並木だけ撮影しましょう こんなキレイな桜並木はこの時期だけですから 記念に撮影しましょう

          16章 愛と優しさ

          15章 不安定

          不安定なメンタルと気持ちのまま仕事をして ラインを開くことすら怖くなった 日課にしているインスタの 投稿 だけは私はしていた 心の中ではこのままではいけないと思いながらも 航平君からの連絡がこないまま もう、終わったと思いながら 私はいつも通り公園で写真撮影の練習をしていた そこに航平君が現れた 私は下を向きながら気まずそうな感じになり 言葉が出ないまま数分が過ぎた 頃に航平君が私に1枚の券を渡してきた その券は私が大好きなカフェで 使える割引の券だった わざわざその券

          14章 不安

          カフェに着いたら私はまた、子供のようにテンションが上がり メニューを見ながらニコニコしていた そんな私を航平君は微笑ましく みていた 航平君はおもむろにカメラを 取り出し私を撮影し始めた 私をなんで撮影するんだろう? 自分に自信がない私はメニューを閉じて下を向いたまま泣きそうになっていた 航平君がごめんなさい 夏美さんの楽しいそうな姿を 見たらこっちまで幸せな気持ちになりこの瞬間はこの瞬間でしか ないから写真に収めたかったん です ごめんなさい 私は学生時代にいじめに

          13章 近くて遠い存在

          私は通常通り仕事をしながら 休み日を利用して公園に写真撮影の練習に行くことが日課になっていた 上手くなるには健常者より時間がかかるのは当たり前だ ゆっくり焦らず自分のペースで 無理せずカメラを覚えればいい 航平君になかなか、会えない中 いつもの公園に行き写真撮影を していた 私の後ろに男性の影が見えた 誰だろう? 肩を叩かれてビックリして完全に尻もちを付いてしまった あ、航平君 私は恥ずかしさで顔が真っ赤に なった いきなり声をかけられてしまうとビックリしてしまいます あ、

          13章 近くて遠い存在

          12章 新たな始まり

          今日は楽しかったです ありがとうございました また、お会い出来れば嬉しいです 航平君と別れた後こんな感情に なった ずっと一緒にいたい 離れたくはないなんか寂しい この感情はなんなんだろう 軽度知的障害の特性から自分の 気持ちを上手くいえない あの公園に行けば必ず会える ような気がする カメラの先生は引き受けて くれたけどフリーのカメラマン だし仕事はあるわけで 私も仕事をしているわけで いつ、会いましょうなんて約束は出来ない もし、あの公園にいたらきっと 会える気がする ラ

          12章 新たな始まり

          11章 ありのまま

          本来の自分の姿がこの姿で隠す こともできたけど 隠したとしてもいずれバレて しまう私は私でいいよね ごめんなさいこんな姿を見たら 引いてしまうよね これが本当の姿です 私はゆっくりと航平君に話しを 始めた 私は精神年齢が8歳と8ヶ月しかないの 実年齢が44歳なのに一生 8歳8ヶ月の精神年齢のまんま です 大人の女性がどんな感じなのか 分からないんです 不思議なのが実年齢と精神年齢にかなりのギャップがあって苦しくなる時があります 偽る自分も苦しくなるし航平君に隠すことも苦し

          11章 ありのまま

          10章現実

          私の本来の姿を航平くんに見せてしまった これが本来の私 航平くんはビックリしただろう 44歳のいい大人が子供みたいにスイーツを見てテンション 上がって 子供みたいにはいしゃいで 私の顔は青ざめたように真っ青になっていた 赤っ恥をかいていた感じだ 航平くんは優しく私にいった こんな美味しそうなスイーツ みたらテンション上がりますよ 僕でもテンションがあがりますとフォローをしてくれた 大人の女性ってどんな女性なんだろうと思いながら 美味しそうなにパンケーキを 食べていた

          9章前進

          教えてもらえる嬉しさより不安が勝った きっと航平くんは覚悟を決めて くれたからこそ 私の軽度知的障害にも含めて 向き合うと決めてくれてくれたんだと思う 航平君の人柄と優しさで自然と 涙が出てきた 泣いている姿をみて航平くんが 何かを察したのか分からないけど突然、カフェに行きましょうと いいはじめた カフェ?? 夏美さんらしき人のインスタの アカウントを見つけました こちらのアカウントで大丈夫 ですか? はい、このアカウントで 合っています オススメで流れてきて気になったから

          8章覚悟

          私は航平君おはようございますと 挨拶をして ベンチに座り下を向いていた 航平君からの返事が聞ける かもしれないと思い 不安と緊張で押しつぶされそう だった 航平くんは隣に私がいるにも 関わらずLINEで私にメッセージを送ってきた あれから真剣に考えました 生半可な気持ちで引き受けには 夏美さんに対して失礼だし 引き受けるならちゃんとやりたいと思ったし中途半端な気持ちの ままでは嫌だったんです 僕の答えはですね… カメラの先生になりますならせて下さいと私に頭を下げてきた 航平

          7章決断

          数日待ってほしい数日後に返事をするからといわれた いきなりカメラの先生になって 下さいなんて虫が良すぎる どこかで不安もあった もし引き受けてくれなかった どうしよう カメラの先生は航平君じゃなきゃ嫌だと強い思いが私にはあった どうして航平君に私は惹かれて いくんだろう 今まで人の優しさに触れて こなった私 生まれてはじめて人の優しさを 感じた カメラの先生を引き受けるには 覚悟と勇気がいるんだろうな 生半可な気持ちでカメラの先生を引き受けるわけにはいかないと 航平君の中での

          6章ありのまま

          私は覚悟を決めていた 偽りの姿で航平君に会うことは 航平君を苦しめるし自分も苦しくなる だったらありのままの姿で会う もし、カメラの先生を断られたらその時はその時だ 障害者雇用で働きながら趣味の カメラを楽しんでいる私 航平君の職業はフリーランスの 写真家をしているまた、会えると良いなぁ あの公園で 数日後、あの公園にいって 写真撮影の練習をしていた私 ドキドキとワクワクが入り混じり不思議な感覚だった ふと空を見上げてカメラを構えて雲に向けてシャッターを切る瞬間私の耳元で優し

          5章苦しみ

          私は44歳で世間一般なら おばさんだ 軽度知的障害である私の中身は 子供だ 子供のようにはしゃぎ 天使爛漫で好奇心が旺盛で 実年齢と精神年齢のギャップに 苦しむ時もある 航平くんに私の本当を姿を見せるにも勇気がいる 偽りの姿を見せることはもっと 自分を苦しめることになるだろう もし、先生を辞めるといわれてもそれは仕方がないことだ きっといい出会いだったといえるだろう 偽りのないありのままの自分で いい 一眼レフのメンテンナスをしながら1人いろんなことを考えていた