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#30になって観る「花より男子」は10倍おもしろかった

今、TVerで懐かしいドラマがたくさん配信されてる。

その中で「は!!」となったのが、「花より男子」。

リターンズまであるではないか。

これは観るしか、ということで先週から観てるんだけど、当時とは全く違う視点で観ている自分がいて面白かったのでnoteに書くことにした。



同時の私は中学生だったかな。
中学生ながらに「花沢類かっけえええええ」とそれはそれはキュンキュンしていた。

時が流れて、花沢類の時代は終わったかと思ったが、やっぱり最強に無敵なの花沢類だ、と改めて思い知らされている今。

いや花沢類の話がしたかったわけではなく、登場人物の皆んなに学ぶことがあって、共感できるところがたくさんあることに気づいた。


まずは、花沢類

もちろんキャラクター的に甘い言葉というか、王道にキュンキュンさせる言動はあるものの、何と言っても静かに見守ってくれて、いざという時に助けてくれるヒーロー感がすごい。

静かな愛情、父性的な愛情を感じて、安心感がすごい。

自分の本能のままつくしと接する道明寺とは真逆で、理性をもってつくしと接している姿が愛おしくすら感じる。

これって、現実世界だと、男の人の実はとても愛情深いのになかなか気づかれない優しさに似てるなぁと思った。

「しない」優しさ。「傷つけない」優しさ。

そういうところも、私たち女性はちゃんと気づかないといけないという学び。


大河原滋

リターンズで登場する、道明寺の婚約者となる女性。
当時は、「道明寺とつくしの邪魔しないでよ〜!」とただ単純にそう思っていた。
でも、今観ていると滋ってめちゃくちゃすごい。

「好き」を真っ直ぐに伝えたり、自分からグイグイアプローチしたり、受け身女性はぜひ見習いたいと思える素直さと行動力がある。

でも、道明寺がつくしを忘れていないと知った時の、無理して「平気だから」と強がる姿は、とても切なくて、とても共感した。

と同時に、「つくしを忘れられないとわかってて、そんな道明寺も全部ひっくるめて好きになった」という覚悟がすごいと思った。

「この人を好きでいる」という覚悟は、意外と難しかったりする。私は今の幸せが壊れるのが怖かったりして「別れる可能性」を頭の片隅に起きながら彼と付き合う傾向があって。それだと彼と真正面からちゃんと向き合えない。

だから、滋かっけえ、と今は思う。


道明寺司

ちょっと間違えたらモラ男なのではと思うくらい、自分の本能のまま生きすぎてて少し羨ましい(笑)

道明寺を見てて思ったのは、やっぱり「本音で生きる大事さ」。

つくしのために、家のためにと思って滋と付き合うものの、結局つくしが好きで滋も傷つけてしまうし、自分も辛い思いをした。つくしも辛い思いをした。

自分の本音と違う行動をすると、いろいろな流れがおかしくなるんだと思う。(「フィクションじゃん!」と言われればそれまでだけど、今回はそれは置いといての話で。)

誰かを思ってする行動ももちろん素敵だし、相手の気持ちを考えることもすごく大切だけど、その前にやっぱりあるべきは「自分はどうしたいか」なんだろうな。

周りがどうとかじゃなくて、自分の気持ち。


これは私も最近改めて思ったこと。

このまま私と付き合ってたらきっと周りの友達より人生の決断を早くしていくことになるだろうなと、年下の彼に申し訳なくなることがよくあった。

自分も20代ってすごく楽しかったし、彼がそれを経験せず結婚したり子供を持ったりって、本当にそれでいいのかなって。

でも私は「別れる」という選択を取れなかった。取らなかった。

だって、「私はこれからも彼といたい」が本音だから。

そうすると、彼とこれからもいる前提で思考を巡らせるようになる。
「彼と別れるかもしれない」じゃなくて、「彼とこれからもいるなら…」という思考。

まだまだ話していくことは盛りだくさんだけど、でも、小さなことから彼と話し合う、歩み寄る、すり合わせていくという行動を積極的にとるようになった。

そうすると、不思議と不安も薄れていく。
彼となら大丈夫かも、という安心感が少しずつ生まれてくる。

結局何が言いたいんだ、って感じだけど、自分の本音に気づいてそれを認めてあげると、その後の行動も変わるんだな、ということ。

そして大、事なのは「人生の決断を早くすることの良し悪しを決める」のは彼であって、私ではないということ。

道明寺といて辛いかどうか決めるのは道明寺ではなく、つくしだということ。

道明寺は真っ直ぐ、自分の本音に従って「つくしといたい」と思えたら良いということ。

そういうこと!!


牧野つくし

道明寺にも花沢類にも好かれて羨ましい。
しずかさんや道明寺のお姉さんみたいな華やかさがあるわけでもないのに、何がこんなにモテるのか。主人公ってすごいな。と思っていたのは当時の私。

今は、つくしがこれだけ好かれるのがめちゃくちゃに分かる。

まず、喜怒哀楽がはっきりしてて、見てて飽きない、分かりやすくてかわいい。

しっかりしていながらも、本当にだめなときはちゃんと頼って「ピンチのときの花沢類だね!」と言えちゃうところ。

で、満面の笑みで「ありがとう!」と言えるところ。

さっき見た回でも、花沢類に「牧野は笑ったり泣いたり怒ったり、最初はさわがしいなと思ってたけど、一緒にいるうちに、一緒にいるのが楽しくなって、そういうのがない自分にも変化が出てきた。」みたいなこと言ってた。(20分前に観てたのに超記憶曖昧)

私の彼もしかり、仲の良い男友達もしかり、「わかりやすい女性」が良いと口を揃えて言ってた。

相手に対して理不尽に自分勝手にぶつかっていくんじゃなくて、「自分は」何が楽しくて、何が悲しくて、何に怒ってて、何が嬉しいか。
自分の感情をちゃんと分かれる人が、わかりやすくて素敵な女性なんだと思う。

ここで自分がどう思っているかをちゃんと見ずに、漠然とイライラしているフワッとした状態で彼と接すると「なんか機嫌悪いな」とか、「何考えてるかわかんない」になるのかなと。



こうやって見てたら、私の彼は花沢類系だなぁと思った。
もちろん見た目は1mmも似てないけど。王子様感皆無だけど。


彼は「しない」優しさにすごく特化してる。
だからつい甘えちゃうというか、それが当たり前みたいに思っちゃうから、これからもちゃんとありがとうを伝えたいと改めて感じた。

それと彼も感情の起伏があまりなくて、わりといつもテンションが一定。
それがすごく安心するんだけど、彼と真逆で喜怒哀楽が激しい私はずっと、「彼、ほんとうは引いてるやろな…」って思ってた。

でも彼が「自分にはそういうところがないから、感受性豊かなところが好きだし、一緒にいて楽しいし、そのままでいてほしい。」と言ってくれたことがあった。

真逆だから必ずしもダメなわけじゃないし、逆だからこそ一緒にいる醍醐味が生まれることもあるし、彼が自分と違う部分を前向きに受け止めてくれる人でよかったなぁと思った。

と、つくしの喜怒哀楽がわかりやすい姿を好きだと言っていた花沢類を見ていて思い出したこと。



本当にすごい久しぶりに観たからどうなっていくか記憶がほぼないし、まだ途中だし、ほんと今この瞬間に思ったことをnoteに書いてるから、花男めちゃくちゃ詳しくて大ファン的な方が不快に思うところがあったらごめんなさい!

初期とリターンズが同時配信されてて、しかも同時期に3話あたりから配信終了していくから、初期とリターンズを同時進行で観てて頭の中の時系列がぐちゃぐちゃになる。が、やっぱり花男は最強。無敵。こんなくっさい台詞を何食わぬ顔で言えちゃうみんなが最高に良い。

ちゃんとオープニングがあって、「あ、はじまる!」というワクワク感があるドラマな感じもまた良い。


まだしばらく私の楽しい時間は続きそうです。






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