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ぜんぶからだが教えてくれるから

Oct 7, 2005(楽天blogより)

ぜんぶからだが教えてくれるから

死亡率の高い疾患は「生活習慣病」と一致しています。

日本の最大死因は、悪性新生物、心疾患、脳血管疾病。
一部の癌(肺癌、胃癌、大腸癌など)、心疾患(狭心症、脳卒中)、脳血管障害(脳卒中)の原因に高血圧、肥満,高脂血症、糖尿病などがあげられます。

「成人病」が「生活習慣病」と呼び名を変えたのは1987年ですから、およそ十年になります。
「成人病」と言う呼び名は、成人すれば、あるいは大人になるに従って
避けることの出来ない必要悪のように、その病はやってくる
という印象でした。
そこには、仕方のないものと言う諦めがあり、
本人の主体的管理責任の及ばないものと考えられていました。
特にそういう考えを受け入れていたのは当人です。
病気はイヤだが、今の生活は変えようとはしない、
彼らは、変えなくてもよい申し開きも沢山持っていました。

しかし、そうでしょうか?
「生活習慣病」は、当人の生活の仕方が問われます。

食事は何を好み、どんな摂り方をし、どれぐらい食べるのか、
どんな働き方をしているのか、
運動は何をやっているのか、どんなやり方でやっているのか、
性格は怒りっぽいのか、飽きやすいのか、イライラしがちか、
考え方は細かいのか、・・・こうなってくると、当人の生き方そのものが病気を呼び寄せている、つまり、ここに立つまで、ここから先の生活
そのものが問題になります。

「生活習慣病」を抱えている人をよく観察してみると、
全くそのとおり、病気になる生活をくりかえしています。

しかし一方で、親・兄弟を糖尿病で失った人が、主体的に生活を管理することで死を免れています。
食事の制限をし、計画を立てて生活を営んでいくのはさぞかし面倒なことと思いきや、

「今の方がずーっと気持ちよく、スッキリとしたからだで
 生活ができ、以前より健康そのものですよ」

と言っています。

「感度がいいのが最大の武器、最大の予防です。
 満腹も、運動不足も、仕事のし過ぎもぜんぶ
 からだが教えてくれるから」



「自分のからだが自然に感じとって、
 それが一つの行動となってあらわれてくる。
 そういうふうな能力を
 私は原初生命体の能力といっております」
              野口 三千三

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