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つなぐ、つながる、つなげる【セミナーメモ(後半)】国学院大学 田村学先生

今回は前回の記事の続きとなる
田村学先生のセミナーの後半部分「学習評価」についてのメモ

前回の記事と繋がりがあるので、前回の記事に目を通してから戻ってきてもらえると、スムーズな学びになるかと思います。
↓前回の記事

知識の構造化 Ver.2.0


学びの4タイプをさらにアップデート

知識・技能
→構造は変わらず
思考力・判断力・表現力
→【ハイブリット化】方法に関する手続き的知識と事実に関する宣言的知識がつながる
学びに向かう力・人間性
→【ニューラル化】事実に関する宣言的知識や方法に関する手続き的知識と、態度に関する非認知系の知識がつながる

授業では、粒(バラバラな知識)を獲得(インプット)し、学習者が組み立て(構造化)、外化(アウトプット)するという流れで構成される

粒→構造化→アウトプット

アップデートされた学びの4タイプは、子どもによってアウトプットされたものが、どの資質・能力の側面で構造化されているのかを測るモノサシになる(=評価規準)

つまり、知識や技能が音声や文字によって活用・発揮された場面で、どの資質・能力が発揮されているかを見取ることが可能になるということ


評価規準の設定方法

〈ポイント①:要素〉

知識・技能
→知識の構造化 Ver1.0と変わらず
思考力・判断力・表現力
→思考スキルに分解。「比較」「分類」「関連付け」「多面」など
学びに向かう力・人間性
→「粘り強さ」ばかりが強調されており、偏りが生じている。
→社会情動スキルと照らし合わせ、性格の5因子に分解。「誠実」「外交」「協調」「開放」「安定」


このように、要素に分解することで評価がスマートに。

〈ポイント②:フォーマット〉

基本フォーマット
「〜について・〜を(学習対象・学習活動)、〜しながら・〜して(資質・能力)、〜している(行為)」

この基本フォーマットの資質・能力に当たる部分にはポイント①の要素を当てはめる

気をつけるのは、どの時間においても3つの資質は働いているということ。
本時で特に見取りたい(評価したい)のは何かを明確にしておくことが必要である。

「深い学び」を促進する思考ツール

可視化:わかる→活性化
「粒→組み立て→つながり(成果)」が見える

操作化:関わる→活性化
自分と情報 自分と他者

振り返りが深い学びを実現する

①事実の確認
②関係性や一般化の生成
③自己変容の認識
丁寧に熟考することで脳に刻まれる

板書に知識の粒が見えるようにすることで、ネットワーク化が可能に

ひとりごと

読み返して思ったのは「文字に起こしてみるだけでは、非常にわかりにくい」ということ
今回の資料は、セミナー受講後に削除するのが約束だったので仕方ない…

ただ、このメモはあくまで自分のため
少し時間を空けて再び目を通してみると、セミナーの内容が思い出されて記憶の強化につながる
今後もnoteを活用して、学びの振り返りをしていきたい




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