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嫉妬論@読書感想文

嫉妬の塊とは言わないものの、やっぱり僕は嫉妬してしまいます。

例えば、仕事以外のことは(多分)何にもしてない独身の同僚や若手(実家ぐらし)。分担する家事もないし、お金も時間も自由に使える。残業してるけど、君は早く帰る必要もないからねぇ。と見てしまうことがあります。

あとは、悟った先輩。あと5年かそこら我慢したら、もう定年。出世どうこうとか、もう考えなくてよくて、思ったことを言い、年下の上司を小馬鹿にして、日々の仕事を粛々とこなす。羨ましい…。

運で出世したように見える連中。たまたまそこに居ただけだよね?能力的には差を感じませんが…。

と、まぁ、朝からブラック全開ですが、そんな考えが浮かぶたびに、いかんいかん、人は人。自分は自分。目の前に集中、集中…。と自分を恥じます。修行が足りません。

最近、どうもあまり精神状態がよくないというか、擦れてるというか、荒みがちという感じで、そんなときに目に止まったのがこの↓本です。

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4334102247/ref=tmm_pap_swatch_0?ie=UTF8&qid=&sr=

嫉妬論。

嫉妬が哲学的に歴史的にどう議論されてきたか、ということが書かれています。著者も書いてるんですけど、いかに嫉妬しないでいるか、みたいなことはほぼ書かれてません。全体の数%程度。

僕はド理系(才能はない)教育を受けてきていて、世界史は未履修なんで、かの有名な◯
◯的な人のことはさっぱり知りませんが、昔から色んな人が嫉妬について考えてきたんだなぁ、そりゃあ、僕の嫉妬も治まらんわな、というのが、率直な感想です。

おぉ、なるほどそういえばそうだな、と思うのが、比較可能なところにしか嫉妬は生まれない、という視点。確かにそれはそうだ。

例えば、僕には歳の近い弟がいるんですけど、住んでる地域も職業もぜんぜん違うので全く嫉妬めいた感情はありません。これが似たような規模感の会社に勤めていて、弟のほうが給料が良かったりしたら、やっぱり嫉妬するかも知れません。ぜんぜん違う仕事をしてくれてありがとう、弟よ。

プロ野球選手にも嫉妬しませんし。(いいな~、と思うことはありますが、嫉妬というほどドロドロしてない)

比較あるところに嫉妬あり。

とするならば、比較不可能にすれば嫉妬しなくて済む、というわけです。

例えば、(職場で)比較できないような特技を持つとか、副業やなんかをしてみるとか。多面的であれば嫉妬しなくて済むのかも知れません。


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