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好きな小説10選

好きなもの100に引き続きやってみます。1作者1作品までにします(伊坂幸太郎だらけになりそうなので)。小説限定です。

1刑務所のリタ・ヘイワース
名作映画「ショーシャンクの空に」の原作が刑務所のリタ・ヘイワースです。実は4部作のうちの一作なんです。4部作の中に他にはスタンド・バイ・ミーがあります。中学くらいで読んだんですけど、本当に面白くて受験勉強そっちのけで、読みました。映画もいいんですけど、小説もおすすめです。スティーブン・キングだとグリーンマイルが次点ですね。

2 1999年のゲームキッズ
昔、ファミ通というゲーム雑誌に連載されていた(と思う)SFショートショートをまとめた本です。何がすごいって言うと発売されたのが1997年で近未来のことを書いてるんですけど、当っててもおかしくないものがあったりするんです。
例えば、奥さんのことを殺したいほど憎んでいる男が、奥さんがブタに見えるVRゴーグルをつけることで罪悪感なく奥さんを殺す、という話があります。今なら大したアイデアでは無いですが、20年以上前ですからね。
あとはビュー数欲しさにやりすぎてしまうユーチューバーがよくニュースになりますが、そんな話も出てきます。くどいようですが20年以上前の発表です。
作者は未来から来たんじゃないか、とさえ思えます。

3重力ピエロ
伊坂作品で一番好きなのは重力ピエロです。異論は認めます。次点はチルドレンですかね。主人公の弟の春がかっこいいですよね、あとお父さんが素敵。赤の他人が‥、っていうセリフが最高です。

4宇喜多の捨て嫁
時代小説で一番好きなのは宇喜多の捨て嫁です。もうちょっと読みたくなるようなタイトルと表紙の絵はなかったものかね、と思ったりしますが。
宇喜多直家といえば、戦国三悪人に数えられたりするんですけど、小説だと主人公補正が入っていい人になっちゃったりするんですが、この作品はそれがないように書かれています。そもそも宇喜多直家を主人公にする、というところがいいですね。

5ゆれる
小説というか映画の印象が強いです。主人公の兄役の香川照之のぶちギレっぷりが‥。すごい役者や‥、と思っていたんですけどねぇ。
羅生門と言っちゃえばそういう話なんですけど、女性が書いてるのに男兄弟のことをこんなふうに書けるのがすごいなぁと思います。

6星の王子さま
おとなが読むべき童話。愛というか愛着について書かれているのかな、と思います。愛着によって人生は豊かになる的なことかなぁと思うんですけど、一方で愛着によって苦しむ人もいるよね、と思うんですけどね。

7花
金城一紀だとGOと迷ったんですけど。単純にただただ切なくていい話です。確か映画にもなったような。あぁ、こういう愛が欲しい、と大学生の僕は思ったわけですよ。

8 100万回生きたねこ
小説なのか?というツッコミは置いといて。もちろん子供の頃に読んだ覚えはあるんですが、この間、奥さまが買ってきて、読み聞かせをすると、ジンとくるものがありました。やっぱり読みつがれる本には力がありますな。

9ギフト
キムタクのドラマの小説版。ドラマは諸事情により放送禁止になってますね。オープニングのトーキョー・ジョーがかっこよくてイイドラマだったのに残念。

10ルーズベルトゲーム
池井戸潤→結構好き+野球好きというコンボで選びました。池井戸潤の原作ドラマ好きです、根っからのサラリーマンなんでしょうね。

思い返すと中学〜大学くらいまでに読んだ本のほうが印象に残っているような気がします。
というか、社会人になってからはビジネス本とか自己啓発本とかも読み出して小説の割合が減ってるのかも。

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