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備忘録「涙のチカラ」坪田一男 著(技術評論社 2008)

【備忘録:1,851文字】

言われて気付く「ドライアイ」。パソコンを見続けていると、まばたきしなくなる。そうすると、涙が出ず、瞳が乾いてくる。
仕事柄、化学物質にさらされているので、それが原因で、眼がしみたりするのかと思っていたが、パソコンの影響もあるでしょう。
自分が「ドライアイ」であることを意識してみると、朝起きた段階、まなこに炎症的な鈍痛を感じる。そう言えば、「涙」についての本があった。
(松岡正剛の千夜千冊 1548夜 生代篇)

第1章 世界一小さな海ー涙
第2章 涙はなぜしょっぱいか
第3章 涙が乾く!? まばたきのメカニズム
第4章 急増する現代病「ドライアイ」
第5章 「涙」にフォーカスして見えてきたこと
第6章 現代人は乾いている!

目次

途中まで読んだが、結果、どうすべきかの対策は理解していないという有様。ちゃんと読めていないということ。おそらく、適した目薬があるのだろうが、個人的に目薬をしたくない。眼にダメージを与え続けてはいけない事は理解した。

他の動物と比べても人間は、眼の余白がある。白目の部分だ。他の動物で、白目は余り出さない。出した分だけドライアイのリスクがある。それでも、眼の稼働力を重視したのだろう、というのが、人類白目面積が多い仮説。

涙の成分
①細菌感染を防ぐためのタンパク質
②角結膜上皮細胞の分裂、分化をコントロールするもの(ビタミンAなど)
③ラジカルのスカベンジャー(活性酸素を無害なものに変える酵素)
④電解質(ナトリウム、カリウム)
⑤ティア・リポカリン(油分と水分をつなぐタンパク質)など

第2章 涙はなぜしょっぱいか P. 40-41

偶然にも血がドライアイを解消させることが分かり、赤血球などの細胞成分を除いた血清が効果ありだが、定期的に採血しなければならないので。。。
涙の大元は、血液であるため、さもありなん。

涙の三層構造(10~40マイクロメートルの厚さ)
①一番外側の油層 涙の蒸発を防ぐ・外界からの進入の防御
②さまざまな成分を含んだ海(水層)
③目の表面と接しているムチン層(粘着層)

第2章 涙はなぜしょっぱいか P. 52

医学的に女性の方がドライアイになりやすく、全体の8割(この本の発行時点で)。パソコンの影響で男のドライアイも急増。
現在であれば、スマホをずっと見ている人ということ。

日本人がリラックスしてぼんやりと正面をみている時(どんな状態だろう?)には、1分間に約20回のまばたきをする。

・通常のまばたき   約20回/1分
・PC使用       5~6回/1分
・テレビゲーム     5~7回/1分
・読書         10回/1分
・編み物         7回/1分
・車の運転(速い)  4~5回/1分
・車の運転(遅い) 10回/1分

第3章 涙が乾く!? P. 75-77

目に異物が入った場合、とりあえず水道水の水で洗うしか無いのだが、
塩素の多い水道水は、眼への負担が大きいらしい。「生理食塩水」で洗うのが良いらしいが、事前に買っておかないと、そんなものは家に無い。

眼を乾かさないために、ゴーグルのように眼の周辺を保護し、涙の蒸発を少しでも抑えるものがあるが、生活するのに邪魔だろう。ファッション的にも。

ドライアイの究極の治療は、涙の排出口「涙点」を閉じること。シリコーン製の栓を、涙点(鼻側)に埋め込むが、ちとコワイ。

ドライアイは以前は単なる「渇き」ととられられていたのが、
「栄養不足」ということがわかり、
さらには現在、欧米では「炎症」と考えられるようになってきた。
(・・・)
さらに「活性酸素による酸化」
(・・・)
目の表面の老化

第5章 「涙」にフォーカスして見えてきたこと

プールでもドライアイがおこる。目をあけて泳ぐと、塩素の入った水道水で涙が洗い流されてしまう。プールからあがって、さらに目を洗うことで、細菌・ウイルス感染んしやすくなる。ゴーグル着用とした方が良いらしいが。

記録するのに、改めて読んでも、素人的にどうしたらよいか分からない。
これは私の理解力のせいです。
本では無く、又聞きの情報ですが、パソコンやスマホ画面を40分見たら、
15分程度休む。出来れば、遠目に自然があれば眺めたい。

目薬については、もう少し調べたいが、基本的にやりたくない。

私の症状として、眼球が腫れているような感じ、瞼が開けにくい、
左側のこめかみの圧迫感、頭重感などあり。
パソコンやスマホの見過ぎにはご注意ください。
パソコンの取説にも、長時間見過ぎるなとは書いてあるそうです。