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きく「浜辺の歌」(1916)

(あした:朝 ・ ゆうべ:夕方)

【童謡】
作詩:林 古渓(はやし こけい)・作曲:成田為三(なりた ためぞう)

急に「童謡」がやってきたと言えば、そうなのですが。

「野口雨情詩集(彌生書房 1976)」をパラパラとめくっておりまして、
 でも、小さな字の詩集をがんばって読むより、
 もう、歌を聴こう、ということにしたんです。
それで「シャボン玉」を聴いてたましたら、少し切なくなってきましたね。
 ほかにないかと、夏の歌を探し、野口雨情作詞ではないのですが、
「浜辺の歌」が出てきました。
いずれにしろ、切なさはあるのですが、
大正の童謡運動の時につくられたものは、いいものですね。。。
「浜辺の歌」は、1916年(大正五年)。
児童文芸雑誌「赤い鳥」が創刊されたのは、1918年(大正七年)。
(代表者:鈴木三重吉 ・ 協力:北原白秋)
『子どもの美しい空想や感情を育てる詩や歌を創作する』動きであり、
ここからの歌が「童謡」となりますと、二年前の「浜辺の歌」はいかに。
。。。「童謡」の先駆けで、よろしいかと。naka

(立川談志師匠の著書「童謡咄(くもん出版 2000)」も、
 まだ五分の二しか読んでなかったが、これも面白いです。)

【日本の古本屋】経由がまだ安いが、2,000円くらいする(送料込み)。


ついでに「赤とんぼ」の曲だけ聴いておこう。頭の中では、歌詞が流れる。
このアルバム「UTAU」。
一枚目は、大貫妙子さんが歌い、二枚目は、インストゥルメンタル。
数曲、同じ曲がある。二枚目で、より大貫妙子さんを感じる。