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明日は明日の風が吹く

中学卒業の頃の、同級生の言葉が、自分の中に残っていて嬉しい。
同級生の中でも優等生の彼が、たしか卒業文集に残したもの。
卒業してからは会うことがなかった。噂も含め。
言葉だけが残った。15歳の時の面影と。
話はこれ以上ない。
一生会うことはないだろうが、今会ってみたい人だ。
そう思える人がいるだけで良い。

さて、風だ。
今日はKAZEさんから、「絶対的少女漫画」という風をいただいた。
(つけまわしているようで、申し訳ないのですが、
 すこし言葉を残させてください。)

高野文子さんの「絶対安全剃刀」は、いろいろありすぎて
簡単に再読というわけにはいかなかった。
作品「ふとん」は、色褪せることなく紙に刻印されていた。

覚えていなかった作品「うらがえしの黒い猫」が
今の私には目立っていた。

萩尾望都さんの方は、正直言うと苦手なのです。
理由は、グレートマザーの世界にひっぱられそうで。
ということでしょうか。よく分かりません。

でも、萩尾望都さんの「半神」は気になる作品でして、
それが、高野文子さんの「うらがえしの黒い猫」にも
つながっているような感触があり。。。

私は、今、私という「ひとつの方向性」で存在しているようですが、
それは見かけだけの話でして。
過去には、いくつもの人格を削ぎ落とし、
まったく別人になっていたとしても
今の自分を「自分」ということにして、意識を保っております。
そんな状況においても、
「影なるもの」が、意識が切れる瞬間に現れ、
夢に出てきたりするのかもしれません。

う~む、少女漫画、恐るべし。

漫画や本の置き場所がなく、
高野文子さんの漫画群は、
安彦良和さんの「虹色のトロツキー」と、
堀田かつひこさんの「オバタリアン」にはさまれるという始末。
なんともセンスのない整理ですが。