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【自己紹介】一型糖尿病って初めて聞いた日。14歳、中学2年生の授業中

一型糖尿病になってかれこれ20年近くの付き合いになるのですが、ここ数年でようやく数値が目標値になって落ち着いてきました。(現在34歳です)
今はHbA1cの数値は平均6.1%前後くらいで、病院に行くと割と褒められくらいにまで成長を遂げました。(笑)
以前は7%後半を叩き出したりすることもあったので、先生たちも割と今の状況にびっくりしています。

「糖尿病」のイメージが、色々と制限をしないといけないというのが多い気がするけど、まーーーったく違う。
この病気に出会って身体にしっかり向き合うようになったし、むしろ健康になったと思ってます!

同じような境遇な人の役に立てたらいいなと思って、
・一型糖尿病になった時のこと
・現在に至るまでの、さまざまな体験の経緯
・今の生活で気を付けている事
など、記事を書いてみようかと思いここに(note)辿り着きました。

初めての記事なので、まずはちょっとした自己紹介から。


出会いは突然。思春期真っ只中の中学2年生

その当時はまさに思春期で、
・太りたくない、痩せてる状態でいたい

って気持ちがとにかく強くありました。
その当時、部活もバレーボール部に入っていて、結構ハードに毎日練習をこなしていたのですが、太りたくないという想いからご飯を全然食べないようにしていて、大好物のすき焼きがでてきても、お肉1枚たべて終わり。みたいな。(笑)

そんな生活を続けていたある日、
昼休み明けの授業中の教室に先生がいきなり駆け込んできて「●●さん、すぐに来て!」と言われるがまま教室を出たら、なんやかんや聞く隙もないまま、そのまま病院に連れられていきました。

そこで、病院の先生から「一型糖尿病です。入院しましょう。」と衝撃的な現実を突き付けられました。

もう、めちゃくちゃパニックだったのと、悲しかったのと、いろんな感情があったのを覚えてます。

身体に感じていた異変。一型糖尿病の迫る影。

ちょっと前からなんとなくおかしいなというのは感じていて、
・めちゃくちゃ喉が渇く(給食の牛乳3本くらい飲んでました)
・身体が重たくて、だるさが抜けない

みたいな症状がありました。
ただ、特にそこまで気にもせず日常を送っていたのですが、これがまさに一型糖尿病の症状でした。

病院で血糖値の計測を初めてした時、480くらいの数値だったような気がします(笑)
当時、血糖値は初めて測った数字だったので、この数字がどれだけ恐ろしい事なのかも全然わかっていませんでした

一型糖尿病との生活START

こんな感じで、あれよとあれよと入院生活に入り、私の一型糖尿病LIFEがスタートすることになりました。

「糖尿病」って響きが、その当時はかなりネガティブな印象をもっていて、「なんで、中学生の私が?」的な感情をもっていたな~。

そんな感じだったので、はじめは多分割と不真面目でした。
コントロールはもちろん良くなるわけもなく、病院の定期健診もリスケしまくったり。(笑)
多分、母にはとてつもなく心配をかけてました。(ごめんね、お母様)

そこから中学、高校、大学と卒業して、
社会人にもなって、転職も1回経験。現在はフリーランスへ。

みたいな感じの人生を歩んできたのですが、一型糖尿病について身体の事を改めて考える機会に恵まれました。

好きな仕事の美容がはじめて「健康」に結びついた

大学卒業後は、社会人の生活がスタート。
はじめから順調にいくわけもなく、好きな「美容」関連の仕事に携わったものの、寝る間も削って働くようなドベンチャー企業だったので、身体を酷使しまくってボロボロになっていました。
電気もつけっぱなしで寝る、疲れて帰ってきたら甘いものドカ食いするというような感じで、まさに廃人のよう…

その当時はもちろんA1cも安定するわけもなく、多分7%台後半くらい。
ハード過ぎて、遅い時間の帰宅途中、低血糖で何もしゃべれなくなり救急車で運ばれる事態を起こす始末…。本当にひどかった(笑)

身体もどんどん太っていくし、好きな美容だったはずが、かけ離れた状態になっていました。

これではダメだと思って転職を決意。
美容関連の仕事が好きということは変わず思っている中で転職先をどうしようかと思っていたのですが、
色々なご縁があり、寝ているだけの筋トレをマシンする「痩身サロン」をお手伝いさせていただくことになりました。

同じ美容といってもなったく違ったジャンルだったので、毎日が手探りで勉強する日々。
色々なお客様を通じて、痩せる為にはこの人は何が必要なのかな。どういうことをしたら…。と色々な要素がある中で考えていくのですが、
最終的に行きつくのが、
”食事”に関しては切っても切り離せない!とあたらめて実感するわけです。

綺麗でいる為には、やっぱり毎日の習慣が大事で、つまりは食事から変えていくことが一番なんだって「美容って健康なんだ」って自分自身で改めて腑に落ちていったんです。

ここから私の生活が少しずつプラスの方向に変わっていきました。

紆余曲折を経て今に至る、34歳の健康美容オタク

いろいろあって、あっという間に34歳ですが、(笑)
今は本当に健康的に過ごせているし、一応糖尿病患者だけど腎臓機能も一般人と同じ数値。

日常生活を変えて、病気との付き合い方も変わってきて、自分の生活も大きく変わったと痛感しています。

実際病気にならなかったら、これだけ自分の身体に向き合う機会もなかったんじゃないかなと思うし、病気のおかげでより健康になれたと。(笑)

ズボラなタイプだからこそ、同じような体験をしている人のお役にたてたらと思いマイペースに日常の過ごし方や工夫をお伝えしていきたいなと思ってます。


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