簡単な原理。

「物」に執着するのは「去勢」の反対物。自己陶酔。「空間」（＝全体）を見ていない。物への執着は（大人、謙虚の自覚でいても）自己への幼児的・全能感の現れ。

「イラスト」と呼ばれるものは大抵そうなっている。この差を見分けるのは実は大変難しいんですね。

人生を賭けるぐらい。

「俺、絵が上手いな〜」「ますます上手くなるな〜」と内心思って日常的に描いている人は、大抵そうなっている。そういう「仲間」もできる。また、先生にもなれる。

「去勢」って、（そういう）人生全体を切られることですからね。精神分析＝「心が血を流す」ということの真実の意味。西洋美術史の中核にはこういう厳しいものが入っている。