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【参謀】企業の(金額的)価値算定【そごう・西武の例から】587字

企業価値はどのように算定されるのか、というのは山のように手法があるのですが、ここでは超初歩的な手法から、そごう・西武の売却価格8500万円について考えて見たい。

超初歩的な手法は、総資産から負債金額を引いた純資産価値が企業価値というもの。
総資産-総負債金額=純資産

しかし実際は「企業を売る(買う)」というのは、「その企業が生み出す将来利益も買う」ことになるため純資産=企業価値となることはまれ。

企業価値=純資産+将来利益の割引現在価値の累計、となる(将来利益はキャッシュフローを使うことが一般的だが分かりやすいように利益とする)
※割引現在価値とは

さてここで、そごう・西武の8500万円という価値について考えると驚くほど「金額的価値がない」と算定されたと思います。あれだけの土地があり、人がいて、物も売っている企業では通常では考えられない金額です。
※企業価値=純資産+将来利益の割引現在価値の累計
から考えると
1.負債額が大きすぎて純資産は実はほぼ0
2.年単位で見るとほぼ赤字で純資産を食い潰していくしかない
と算定されたと思われます。

ではセブン&アイホールディングスが手放したこの企業。買収したアメリカのファンドは再び価値を生み出す企業に変える自信があるのでしょうか?という疑問が次に浮かびますが、果たして、、。

と土曜日ですが出勤の私は考えてしまいました、、では仕事行ってきます。

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