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とある青年海外協力隊候補生(25)が大学院中退を決めた理由3つと中退に至った個人的な原因5つ

「私の人生の失敗談がどこかの誰かの人生を救えますように」
「こんな人間臭い記事が誰かの心の中に一瞬だけでも残りますように」


こんにちは、青年海外協力隊候補生 2024年1次隊のなべみです。

2024年5月現在、青少年活動隊員としてマラウイへの派遣が決まっています。

本記事では
・なべみが大学院中退を決めた理由
・大学院を中退することになってしまった個人的要因

を綴っていきます。

今回もどうぞお付き合いください🙇‍♀️


なべみが大学院中退を決めた理由

まずは《なべみが大学院中退を決めた理由》を綴ります。

中退を決めた理由は大きく分けて3つあります。

  1. 修士論文が終わらず留年が確定したから

  2. 研究が行き詰まったから

  3. 働く道を進みたくなったから

では、一つずつ見ていきます。


1. 修士論文が終わらず留年が確定したから

大学院修士課程は、2年間の過程で修士論文を提出しなければなりません。

ですがなべみは修士論文を2年間で完成させることができず、修士課程を修了することができませんでした。

たとえ2年間で修了できなかったとしても、半年か1年ほど留年すれば修士論文を提出して修了できたかもしれません。

しかしなべみは「修了するにせよ中退するにせよ、いずれにしても2年間で大学院生活を終わらせたい」という思いがありました。

そのため、留年せずにそのまま中途退学することに決めました。

2. 研究が行き詰まったから

実はなべみの研究はM2の春からずっと止まっていました。

それは研究に行き詰まって次のステップをどうしたらいいかわからなかったから。

こういうときは指導教員に自分の研究について相談するのが肝なのですが、何をあろうことかなべみは自分の研究の本質がちゃんと理解できておらず、教員からのアドバイスも全く自分の中で飲み込めていませんでした。

そうなってしまえばもう自分の研究を自分でどうしたらいいかわからなくなり、留年が決まるまで研究活動をずっとほったらかしていました。

留年が決まった後も今の研究を続けて修士論文を完成させる自信がなくなったため、ここで一旦研究活動を切り上げて大学院を中退する決意をしました。

3. 働く道を進みたくなったから

大学院に進学した当初は「研究活動を頑張ろう!」と意気込んでいたなべみでしたが、研究を進めるうちに「研究よりも仕事の方がしたいかも、、、」と次第に思うようになりました。

というのも、なべみの周りにいた親しい同級生(小中高大含め)は、ほぼ全員仕事をしており、自分だけが未だに学生という身分だったことも、気になるポイントの一つでした。

自分がしていないことを他の人がしているとどうも気になってしまう、今思えば「そんなの気にしなければいい」という話ですが、当時の自分はそれが大変気になって仕方なかったのです。

このように「学生として研究する道よりも働く道を進みたくなった」ことが、大学院をやめるきっかけになりました。


以上、ここまでは「なべみが大学院中退を決めた理由」を大きく分けて3つ書きました。

大学院中退に至った経緯はこのような感じですが、当たり前のことながら大学院は無事卒業するに越したことはありません。

そこで、なべみが《大学院を中退しなくてはならなかった個人的要因》を考察し、以下にまとめました。

これを読んでいる皆さんが、大学院に限らず仕事や学校など、私のように自分の望んでいた道を諦めるという悲しい事態に陥ってほしくないので、自分自身の反省を多くの方が見られるように共有しようと思います。


大学院を中退しなくてはならなかった個人的要因

  1. やりたいことが常に多すぎる

  2. 他の人のことが気になりすぎる

  3. 人任せ・他力本願

  4. 常にギリギリを攻める

  5. 積み重ねることが苦手

では一つずつ見ていきます。


1. やりたいことが常に多すぎる

なべみは一つのことを極めるよりかは、やりたいことが常にたくさんあるため、あれもこれもと手を出します。

その結果、結局得られるものが何もなくなることに。

「大学院修士課程を修了する」「修士課程の研究に集中する」ことに専念しておけばよかったものの、その先の「博士課程の研究も始める」「研究以外の活動も手当り次第にやってみる」など、あらゆることに手を出した結果、本来の目的を忘れてしまい、結果・成果が何も得られなかったのです。

まさに「二兎を追う者は一兎をも得ず」ですね。

2. 他の人のことが気になりすぎる

なべみは昔から他人のことが過度に気になる性格です。

特に同じ研究室には大変優秀な同期がおり、彼女は修士課程にも関わらず学会賞を2回受賞したり修士課程短期修了を果たしたりと、それは大変優秀でした。

そんな素晴らしい同期と自分を比べては、卑屈になる日々でした。

『自分と他人は違う人間』と割り切ることができず「自分はどうしてあの人みたいにうまくいかないんだ」と勝手に悶々としては勝手にライバル視していました。

今思えばこの醜い心が留年の原因の一つだった気がします。

3. 人任せ・他力本願

元々の考え方が他力本願ななべみ。

何かをして失敗したり恥をかいたりした時には、何かと他の人に責任を押し付けたり、他の人に勝手に期待したりしていました。

例えば、大学院の研究は指導教員が手を差し伸べてくれるものだと思ったり、修士論文は指導教員が力を貸してくれて間に合わせるものだと思っていました。

もちろん、指導教員の手を借りて研究を進めることは悪いことではありません。

しかしなべみの場合、自分の研究を指導教員に頼りすぎており、自分の研究にも関わらず「先生に私の研究のゴールが見えているのなら、先生がその答えを私に教えてくれればいいじゃない」と本気で思っていました。

その甘い考えが実は先生にはもうバレていたのかもしれません。

他力本願な思考の結果、自分の首を絞める結果となってしまいました。

4. 常にギリギリを攻める

なべみは常にギリギリで生きる性分です。

先を見通す力が弱く「まだやらなくても大丈夫」という謎の余裕が出てきてしまいます。

例えばこんな感じです。

  • 学校の夏休みの宿題は最後まで溜めて最終日に泣きながらやるタイプ

  • 待ち合わせの時間はいつもギリギリを攻める

近年は自分の「常にギリギリを攻める」性格をわかってきたので、少しずつ学んで自分の行動を振り返り、あらゆることに余裕を持つことを心がけるようになりました。

しかし、修論執筆のタイミングで本来の「常にギリギリで生きる自分」が現れてしまいました。

「まだやらなくても大丈夫」「まだ本気出さなくても大丈夫」

その根拠は全くなく。

その結果、修士論文を仕上げることができずに中退する事態になってしまいました。

5. 積み重ねることが苦手

当たり前のことですが、結果や成果は日々の積み重ねの上で成り立つもの。

なべみの場合「成果はすぐに出さなければならないもの」だと思い、常に焦っていました。

つまり積み重ねのプロセスをすっ飛ばして成果を出そうとしていたのです。

わかりやすく言えば、一攫千金を信じるタイプです。

今思えばこんな無茶苦茶な考えはないなと思います。

具体的には、研究はM2になる直前頃から進んでいませんでしたが「修論は締切の1ヶ月前など、直前になってから始めても間に合うもの」だと本気で思っていました。

もちろんこれまでの研究の積み重ねもない中で修論を仕上げることは不可能です。

修論に限らず学部の卒業論文でも同じことが言えると思います。

今回の中退を通して「日々の地道な積み重ねの大切さ」「焦らずじっくり少しずつ前進することの大切さ」を思い知りました。


まとめ

1. 本記事のまとめ

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

繰り返しになりますが、本記事の内容は以下の通りでした。


なべみが大学院中退を決めた理由
 1. 修士論文が終わらず留年が確定したから
 2. 研究が行き詰まったから
 3. 働く道を進みたくなったから

大学院を中退しなくてはならなかった個人的要因
 1. やりたいことが常に多すぎる
 2. 他の人のことが気になりすぎる
 3. 人任せ・他力本願
 4. 常にギリギリを攻める
 5. 積み重ねることが苦手


2. あとがき

皆さんいかがでしたでしょうか。

自分の失敗談を世にさらけ出すのはまだまだ慣れませんね。

自分のダメなところをさらけ出す恥ずかしさ、自分がダメな人間であると世に公言することはプライドが高い私には本当に難しいです。

しかし、人間は誰もが欠点や人生に響くような失敗を抱えているもの。

人間は成功よりも失敗から学ぶことの方が多い生き物だと私は思います。

私の失敗談を世にさらけ出すことによって、ほんの少しの誰かの人生が成功する・いい方向に転がるといいな〜と思いながら記事を書いています。

こんな人間臭いnoteが誰かの心に残ることを信じて。

ちなみに前回の記事はたくさんの方に読んでいただいたみたいです。
本当にありがとうございます🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️
(↓↓ 前回の記事はこちらから ↓↓)


また次回あなたにお会いできますように。

それではばーい👋







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