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ナベツマ ジャンク3)「フェイスブックで起きたこと・・国際ロマンス詐欺・・じゃなくて”国際遺産詐欺”の展開が速くてびっくり!」

トップ写真は「ヤフオクで落札しカナダからやってきたフィンランドFINEL製鍋」NO.3:直径22cm・容量6.0L・重量2.4kg」

最近のはなしです。

突然やってきたまったく繋がりのない友達申請。高齢のおばあちゃんからでした。とりあえず承認したらこのような返事が来ました。

『こんばんは、初めまして。ご承認いただきありがとうございます。 今日はどうですか? 今後ともよろしくお願いします!』

あいさつの次に来たメッセンジャー、中身は自己紹介です。

『私は秋田県能代市の出身です。私は現在、オーストラリアのロイヤル・ブリスベンウィメンズ病院で喉頭がんの治療を受けています。話すこともできず、あらゆる種類の薬が効かなくなりました。 医療専門家は私の余命はあと数カ月であると診断しました。 あなたは何歳ですか、そしてあなたの職業は何ですか?』

「喉頭がんで話すこともできず」というのがなかなか肝ですね。つまりZOOMなどは無理よ」という理由づけかな。最初から怪しいことは感じていましたが、どのようにお金の話が出てくるのかブロガーとして気になったので、やりとりを続けました。検索したところ、確かに「オーストラリアのロイヤル・ブリスベンウィメンズ病院」はガンの専門病院です。”人を騙すときには真実を少し混ぜると良い”というのは本当のようです。

ここからがなかなかスゴイのです。自分の身の上話が続きます。

『私は退職した不動産営業部長です。でも退職したのは病気のためです。
亡くなった夫はオーストラリアの金鉱会社で働いていました。私は日本で生まれ育ちました。両親は私が5歳の時に亡くなりました。私は孤児として育ち、兄弟も姉妹もいませんし子どももいません。オーストラリア人の夫と結婚後、オーストラリアに移住しました。数年前に夫を亡くしました。この数カ月間、私は病院で孤独でした。とても悲しい話です。このような悲しい話をしてしまい、申し訳ありません。どうか優しくしてください。前向きなお返事をお待ちしています。』

なになに?・・なんだなんだ?・・「前向きなお返事」って・・何に対しての?

病気が悪化して以来、オンラインでは誰とも話していません。運命が私をあなたに引き合わせたのは、とても重要な理由があるからだと理解してほしい。ここ数ヶ月入院していました😭。過去に何度か手術をしています😭。今日、医師からまたすぐに手術が必要だと言われました。このことを考えると怖くなり、手術に耐えられるかどうか不安です。私は72歳の孤独で病気の未亡人です。死ぬ前に😭。私のこの世での最後の願いを叶えてください。私の地上での最後の願いを叶えてくれますか?』

おおお!急展開だ!(絵文字のほうは・・かなり退くなぁ・・)

『私は亡き夫から約9億円を相続しました。私はそのお金を、高齢者のための家を建てたり、貧しい人々や孤児を助けたり、コロナウイルスに感染した人々を助けたりといった慈善活動に使いたいと心から思っています。チャリティー活動に使っていただけると助かります。🙏🙏これが私の最後の善行となることを願っています。死ぬ前に地上でそれをしたい。亡き夫は、私名義のお金を警備会社と運送会社にこっそり預けていました。貸金庫を預かっていた警備会社と運送会社はオーストラリアにあります。そして、彼らの指示に従えば、喜んでお金の入った箱を安全に玄関まで届けてくれるので、輸送会社から貸金庫を受け取る日本のチャリティーにご協力ください。また、箱が届いたら、箱の中のお金の30%を自分の取り分としてください。私の代わりに警備会社・運送会社から箱を受け取るのを手伝ってください。チャリティー活動にお金を使います。お願いできますか?』

展開を知りたくてお付き合いしてきましたが、そろそろ限界。ブロックし終了。
このあとはお金を受け取るのに必要な手数料を振り込めとなるらしい=ヤフー知恵袋にそう書いてありました。これが「遺産譲り系の”箱物詐欺”」と呼ばれる詐欺だそう。こちら=https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14269828479

それにしても、時間をある程度かけて仲良くなってからという段階をまったく踏まない詐欺話でした。だって友達申請から2日目で話が怪しい段階に進んだのです。あまりに引っかからないから「いきなり最終段階!」で来たのでしょうか???



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