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「ハヤブサ消防団」この田舎町、どこかおかしい

感想2️⃣0️⃣本目

「ハヤブサ消防団」(Netflix視聴)

最終回まで見終えたので、私なりに感じたことを書きます。
※感想部分に一部ネタバレを含む場合がございます。

~あらすじ~

ミステリー小説作家の三馬太郎。明智小五郎賞を受賞してから早5年。
過去の自分のように思った作品をかけず、スランプ状態に陥っていた。
そんなある日、亡き父が相続した閑静な田舎町ハヤブサ地区にたたずむ一軒家を見に行くことに。
今の自分がいる東京とはかけ離れた、自然にありふれたこの町に魅了されハヤブサに移住し、新たな作家人生を送ろうと決意する。
その夜、太郎は覚えていないが子供の頃はこのハヤブサで一緒に遊んだという人懐っこい青年勘介に誘われ、居酒屋へ足を運ぶ。
そこには中年のおじさんが集まっていて自分たちは「消防団」であることを伝えられる。
入団の誘いを受ける太郎であったが、太郎は断る。
しかしその後、ハヤブサの住人である波川の家が何者かによって放火される事件が起きる。
懸命に消火活動にあたる消防団の姿を目にした太郎は入団を決めるが、今回の放火がすでに三軒目であることを知る。
ミステリー作家の威信をかけ犯人を追う太郎であったが、ある日住人の浩喜が行方不明になる。
警察とともに捜索してると山奥の川で沈んでいる浩喜が浮かんできた。
誰が浩喜を殺したのか、連続放火はなんのために行われているのか、ハヤブサに隠された秘密とは。
「この田舎町、どこかおかしい………」

~キャスト~

・三馬太郎…中村倫也
・立木彩…川口春奈
・藤本勘介…満島真之介
・徳田省吾…岡部たかし
・森野洋輔…梶原善
・宮原郁夫…橋本じゅん
・山原賢作…生瀬勝久
・江西佑空…麿赤児
・真鍋明光…古川雄大
・中山田洋…山本耕史
・山原展子…小林涼子

~スタッフ~

・原作…池井戸潤
・脚本…香坂隆史
・監督…常廣丈太(テレビ朝日)、山本大輔(アズバーズ)
・監修…岩本起法子(衣装)、富岡甘楽広域消防本部(消防団)、古潔蓮(岐阜県方言)、古谷謙一(警察)、内藤理恵子(アドバイザー)
・エンディング…ちゃんみな「命日」
・チーフプロデューサー…三輪祐見子
・プロデューサー…飯田サヤカ、木曽貴美子、小路美智子

~放送~

・放送局…テレビ朝日
・放送期間…2023年7月13日~9月14日
・放送時間…毎週木曜21時-21時54分
・放送枠…木曜ドラマ
・話数…9

~感想~

7月期、私が一番ハマった作品でした。
どこを切り取ってもおもしろくて記憶を無くしてもう一度見たいです。
全員が主役級の役者さん揃いのため、みんな怪しくて続きが気になって木曜日を待ち望んでいる自分にびっくりしました。
ぜひミステリー好きには見てほしいです!

消防団のお話かと思いきやいきなりカルト宗教の展開になってからは怒涛でした。
画面に張り付いていなければ目を離した隙についていけなくなるようなそんな一瞬の出来事のような長かったような短かったようなそんなドラマでした。

”宗教”問題ってすごく意見が割れる問題だし否定も肯定もないからこそ何を書いたらいいんだろうかとここ数日すごく悩んでいました(実は)

よく「信じる者は救われる」といいますが、年々その言葉の意味を実感してくるようになりました。
宗教だけに関わったことではなく、健康グッズやSNSでのPR商品もそのうちのひとつだな~と思います。
「この商品を買えば体の不調がよくなりますよ~」「この美容液を買えば肌がきれいになりますよ~」など人の”欲求”をうまくコントロールできる人たちが世の中には溢れています。
完璧な人間はいないからこそ誰かになにかに頼りたくなってしまう気持ちは痛いほどわかります。
なにかに頼ることは間違いではないし、自分が納得していたらそれでいいんです。
その決定権は自分にあるし、一番信じることの存在が自分であってほしいと願うばかりです。

消防団のみんなの新しい人を快く迎え入れる温かい心、太郎君のように芯が強く真っ直ぐ生きていく力、なんだか見習うことばかりだったように感じます。

一歩間違えたら命を落としてしまうかもしれない現場の中で命の重みを痛いほどわかっているはずの消防団なのに次々と命の危機が迫ってくるようなそんな不気味な田舎町。
私は都会にも田舎にもどちらにも住んだことがありますが、田舎のほうがはるかに怖いです。
こんなこと言ったら怒られそうだけど…(小声)
田舎の情報が広まる速度がなぜあんなに早いのか、一生の謎です(笑)
田舎には田舎の良さがあります。
都会には都会の良さがあります。
それでいいんです。比べるものでもないんです。
”ハヤブサ”という田舎町で生きていきたいと思った太郎君の考えも素敵だと思います。
ここがいいなと思って生きていくよりここで生きていくのも悪くないなって思ったほうが生きやすいと思いませんか?
こっちのほうがいいとか比べることって意外と疲れるんです。
人間、いろんなことをたくさん考えすぎていて自分で人生生きにくくしてるなって感じることがあります。
私は超が付くほどの楽観主義なのであまり物事について深く考えることがありません。(ドラマのことは別)
なにか選択をしたときにそれが正解か間違いかなんてわからないし、選んだ答えを正解にしていくことが正解だと思います。

個人的には9話じゃ物足りない!もっと続きを!という感じでした。
終わり方も少しすっきりしないような考えさせられる終わり方でしたが、むしろあの終わり方でよかったと思いました。
ハヤブサが明るく平和な町になるよう強く願うばかりです。
みなさんはどのように感じましたか?

全員を怪しませる演出の高さに圧巻でした。
一人一人に注目した目線で何度も見返したい作品の一つになりました。
ミステリー好きな方、宗教作品が好きな方、ハラハラドキドキ作品が好きな方、池井戸潤先生作品が好きな方、おじさんのわちゃわちゃが好きな方にはぴったり!
心からおすすめしたい作品です。
気になる方はぜひ見てみてくださいね👀

個人的な話ですが、このnoteが記念すべきドラマ感想20投稿目になります。
いつもご覧いただいているみなさんありがとうございます。
どう書いたらみなさんに作品の良さを伝えられるか、私の気持ちが伝わるか模索しながら書いている日々です。
他の方のnoteを拝見すると才能あふれた文章を書いている方であふれ、自分なんかと自信がなくなりそうな時もあります。
ただ大好きなドラマが日常の中にあふれ、心が満たされていくそんなありのままの自分をこれからも自分の目線で、自分の文章で書けていけたらと思います。(自己満ですが)
これからもどうぞお付き合いください^^

そしてここで話すことではありませんが
今私はオーディション番組にハマっておりまして絶賛投票期間なのです。
dアカウントをお持ちのフォロワー様、よかったら「日プ 国民投票」でご検索の上、清水恵子ちゃんへの投票をお願いします!!!!

どなたかの目にこのnoteがとまりますように。
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