何でデザイナーにならなかったのか

みんなこのnoteの存在覚えてっか?七月です。

「何で大学でデザインの勉強してたのに、デザイナーにならなかったの?」
と聞かれるときが時々あって。
しっくりくる回答を今まで持ってなかったけどなんか一つのしっくりくる解に辿り着いた気がするので書いときます。

そもそも自分は非言語的な表現(それは絵を描いたり、アクセサリーつくったり、バレエとか音楽とかの芸術だったり)が好きで、身近な友達とかに褒められたりした経験からちょっとだけ自信があって。
最終的にそういうのを仕事にできたら楽しいだろうなくらいに考えてたからこれだ!と思ってデザイン学科に入りました。

しかしこれが、だんだん楽しめなくなってた。
それは言語化が苦手すぎるのに非言語化がずば抜けてできるわけではないことに気づいたから。

自分は本を読んだり大人とかと会話することが超嫌いでずっと避けてたので言語化能力が著しく低い。その上人前だと緊張して持ってる言語化能力の60%くらいしか発揮できない。
だけども、非言語化の仕事でコンスタントに収入を得るには、高度に言語化できることが超重要。
何でかと言うと、相手のイメージを相手より解像度高く言語化できないと、相手の欲しい非言語化アウトプットにならないから。
高度な言語化のやりとりができることはデザイナーの必須能力ということに薄々気づいてたものの、前職でデザイン部にインターン的にお邪魔させてもらったことで確信に変わった。

非言語化がものすごく得意であれば、まだチャンスはあったかもしれないが、これが全然大したことない。
大学内でもだし、ほかの大学の学生のもの、プロのもの、見れば見るほど自分の作ったものって中身がなくて魅力もないように見えてきて、だんだん自信がなくなって惰性で作ってるだけになってしまった。

これは仕事にしたら作ること、さらに言えば非言語化表現全てが嫌いになりそうだと思って、まあ、エンジニアにでもなっとくか、となった結果が今。
データ解析したり、コード書いて何かを作ったり、これもまた作ることではあるものの、ロジカルに積み重ねさえすればちゃんと仕事になる。
世のエンジニアに失礼だけど、好きなのに好きじゃなくなるどうしようみたいな心配がないので自分にとっては楽な選択肢なわけだ。

エンジニアでも言語化が得意な方が有利なのは間違いないが、言語化が苦手なエンジニアってたくさんいるなっていうのが5社くらいに身を置いてわかってきた。
一方でどこ行ってもデザイナーと接すると言語化が上手。それ!それが言いたかった!みたいなことをさらっと言ってくれる。
自分にはこれがない。

やっぱりデザイナーにならなくてよかったなと最近思う。
でもそのうち非言語の世界にも行ってみたい。

こんなこと出張先で考えてたら朝になりました。最悪。全然寝てねえ。
今日は久しぶりにPythonがんばろう。思い出しから…。
他にも覚えなきゃいけないこといっぱいあるのに、ひーーーーー

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