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“一緒に”楽しむテニス

秋晴れの有明コロシアム。
今日は『日清食品ドリームテニスARIAKE』へ。

テニスを選手も観客も“一緒に”楽しむイベントなので、選手のチャレンジ(INかOUTかの再判定)を観客の拍手で決めたりするなど、いつもならしんと張り詰めているコートの空気がとてもやわらかい。

今回は錦織選手が怪我でプレーはできなかったものの、審判で参加。あのヴィーナスに勝つなど成長著しい大坂なおみ選手と奈良くるみ選手が対戦し、松岡修造さんもダブルスに参加して、観客を楽しませていた。

なかでも、わたしがもっとも感動したのは、上地結衣選手と伊達公子さんの試合だ。

車いすテニスと健常者のテニス。
それぞれのトップ選手が、境界や壁を越えて、一緒にプレーし、一緒に楽しんでいる姿は、これこそスポーツだと思える素敵な光景だった。

わたしはパラアスリートの番組に携わっているけれど、障害も健常も関係なく、オリンピックとパラリンピックの区別もなくなって、誰もが同じ大会に出場できる世の中になるべきだと思っている。

今日、ふたりが同じコートでボールを追う姿は、いつの日かそんな未来がやってくる『夢』を見させてくれた。

そんな、文字通りの『ドリーム』マッチだった。

追伸。有明コロシアムが建て替えられるので、この建物の最後となるテニスイベントだったそうです。新しい時代が始まります。

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