見出し画像

NHKスペシャル 「玉鋼(たまはがね)に挑む 日本刀を生み出す奇跡の鉄」

奥出雲の玉鋼作りの番組を見た。

玉鋼は、天文時代(1532 - 1554年)から今もなお続く古式製鉄で、たたら場で作られる。 

テクノロジーを利用せず、体をセンサーにして、すべて人力で作られる日本のもの作りの原点。

玉鋼は、日本刀の材料になる。

日本刀は世界中に愛好家がいて、玉鋼で作られた日本刀は伊勢神宮に奉納される。 

職人たちの表情がいい。 

何度やっても思うようにならない製鉄。

古くから続く製鉄は、一子相伝のように職人から職人へ身をもって伝えられる。 

一睡もしないで30時間連続で作業した職人が「痩せましたね」と声をかけられ、「そうですか、嬉しいな」と笑った。

金銭と交換できない伝統の神事。

トラブル続き。

それを試行錯誤で解いていく。

理論やマニュアルが通じない製鉄の奥深さ。

 もの作りの仕事は、人の想いの結晶だと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?