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わたしは娘とお絵描きを一緒にしない はなし

美大時代の友人と話をしてこのnoteを書こうと思った
その友人のご両親はお絵描き教室に通うことを許可しなかったそう
変な癖がつくからって
子供時代自由に描くことの大切さを思ってのことだったのだろう

私たち夫婦は娘がお絵描きしたいといえば画材は十分に与えた
自由に描ける環境も用意した
ただ、見本としてこう描くよなんて描いて見せたことは一度もない
タイトル通り、今までお絵かきを一緒にしたことはほぼない

夫もわたしも絵を描く仕事をしている
能力的にはパパもママも描ける事を娘は知っているはずだけど
描いてあげたことがないからか
「お絵描きの見本を描いて」とは言わない

子育てをしていると自分の影響力の大きさに怖くなってしまう
娘の可能性を軽く握りつぶせる立場にいることが怖い
空は青、りんごは赤
おそらく幼稚園ではすでにそのような指導を受けているとは思う
夫とわたしはそれら全てシャットアウトしたいとは考えていない
ただ私たちの手で娘の持っている可能性を制限することないようにしたいと考えている

空やりんごが何色だっていい
娘が見えた色を色として認識して欲しい
それは色の話だけにとどまらない願いも含まれている
何事も決めつけないで、素直に物事と向き合ってほしい

そんな両親の思いは当然知らないけど
元気に毎日何かしらお絵描きをしている娘
最近は描きたいものがあると観察しながら真似るようになってきた
デッサンの始まりだと思った
ぬいぐるみや時にはYouTubeの静止画を真似して描いている
親の私たちが教えないから
自分で見るしかないと思ったのかもしれない

これから娘のお絵描きがどう変化をするのかとても楽しみ

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