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スーパー栄養士さんお仕事奮闘記 第3話〜アイツにそっくり〜

このお話の朗読動画はこちら↓
中野照規@かかりつけ管理栄養士 ココナラ & BASE (@nagano_teruaki) | TikTok

衣笠さんに少し待つように言われ待っていると店長が出迎えてくれた。
面接の時にもお世話になった恰幅の良いおじさんだ。

「おはようございます。今日からよろしくね。えーっと、まずロッカーに荷物を置いてエプロンを付けてきてもらって・・・」
緑のエプロンを渡され更衣室まで案内された。

「この後朝礼をするからその時にみんなに大江くんのこと紹介するね。その後にレジ係の三田さんに簡単な開店準備を教わりながらやってください。その後お店が開店してからはすぐにレジを任せるわけにはいかないから裏で研修を受けてもらいます」

朝礼ではレジ係だけでなく野菜売り場や肉、魚、惣菜売場などの担当者が揃っているところで少しだけ自己紹介と言うか挨拶をした。
これだけの人に注目されるとやっぱり緊張するな。

「こちらが三田さん」
僕は目を疑ってしまった。
店長に紹介された三田さんは一年前管理栄養士として働いていた給食会社で最も相性の悪かったアイツそっくりだったんだもの。
わぁー、また人間関係がうまく行かなくなってメンタルブレイクしてしまう。
嫌だなぁ。

「何ボーっとしてんの。挨拶もせんと。忙しいんやからさっさとやるで」
「は、はいっ」
第一印象が悪くなってしまった。
これからが不安だ。

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