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本当にデザインが必要だと思うところ

本当にデザインが必要だと思うところにデザイナーがアプローチできていないのでは。

最近時代の流れか小規模でおもしろいモノづくりやサービスを展開している方が増えている印象を受けます。
こと私は食品に興味があるので無添加であったり、どのような原材料を使っているかを見たり、聞いたりしていると大抵手間のかかることをしているので、大きいところでは絶対に手を出せないだろうなと感じ、中小規模が進むべき道が見えたりしています。

2つのジレンマ

デザイナーの立場から考えてみると小規模でこだわっている(世の中のためを考えている)ところにこそデザインに力を入れた方が良いと思う一方、
小規模がゆえにデザインに費用をかけるぐらいならもっと商品の方にコストをかけたいというジレンマが起きている。
常日頃からなんとなく「デザイン」とは予算がある程度かけられるところが使える手法的なものに思われているようにも感じる。
もちろんデザイナーが低予算で仕事をすることも可能だが、それではデザイナーも苦しくなるというこれまたジレンマが起こる。

「このデザインのジレンマをどうデザインしたら良いか」
ここが今現在私が直面している課題で、それを自主プロジェクトのmimukiで
小規模の方々と交流しながら解決方法を模索しながら進めています。


「デザイナーに依頼」ハードル

デザイナーをしているから、やっぱり自分が良いと思うものや世の中にもっと知ってもらった方が良いと思うもののデザインを手掛けたいといのが本音です。そういったところは大抵予算の関係でデザインをデザイナーに依頼するという意識がなかったりするので、こちらからアプローチをすることがほとんどです。

「本当にデザインが必要なところはデザイナーになにか相談しようと思っていないのでは」という仮説をもとに、「とりあえずわからないけどデザイナーに相談してみよう」という流れができたら、日本人とデザインの関係性がもっと良好になる気がします。

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