見出し画像

177人の億万長者を調査して分かった富裕層の特徴:Rich Habits, the daily success habitsof weathy individuals (2010)

上記のYouTubeで表題の本の要約を聴いたので以下、概要をメモしておきたい。著者のThomas C. Corley氏は米国で会計士として多くの中小企業オーナーと取引をする中、億万長者(ミリオネア、ここでは総資産1億米ドルの者を言う)にはいくつかの共通点があることを発見した。この本は彼が5年かけて177名の長者と、128名の貧乏人を観察した結果に基づき、前者の共通点についてまとめた本である。

<億万長者の特徴>

  • 自分自身の力で財を成した者が多い。親からの相続や宝くじで金持ちになった、という者はほとんどいない。

  • 計画性に優れ、また忍耐力にも優れている。

  • 日々の習慣に細心の注意を払う。彼らが最も気をつけているのは健康の維持である。彼らのうち76%は週に3回運動を行う。ここでいう運動とは、ジムに行って本格的な運動を行うのではなく、ジョギングやウォーキングといった軽い運動を指す。また、ファーストフードは摂らない。

  • 派手な散財を好まず、質素倹約を心がける。刹那的な欲望に負けることなく、無駄遣いをしない。

  • 彼らのうち85%は月に2冊の本を読む。本のジャンルや歴史の偉人の本や自己啓発本である。また、名著を読む際はその必ず原典を読む。

  • 未来とは自分で作り上げ、切り拓くものだと考えている。そのため予言や運命は信じない。

  • 自分自身の力でマス層から富裕層に上がることができると強く信じている。

  • 辛抱強さは才能を凌駕すると考えている。また、彼らのうち90%は楽観的でいることが成功の重要な鍵だと考えている。ここでいう辛抱強さとは、嫌なことを我慢してやり続ける類のものではなく、自分の夢や目標を途中で投げ出さずに続ける類のものである。彼らは自分の夢や目標を実現するまでに平均10年を要している。

  • 他責主義ではなく自責主義である。起きてしまった結果を全て受け入れる。

  • 彼らのうち82%は、好きなことを行なっている。自分がやりたくないことや重要ではないことについては、躊躇なくNoを言う。そして自分の仕事に集中する。

  • ゴシップを嫌い、うさわ話には関わらない。自分の発言には最新の注意を払う。

  • 友人や親族のお祝い事(誕生日、昇進、結婚)には必ず贈り物を準備する。

  • 自分をサポートしてくれる人々で自分の周りを囲む。

  • 耳の痛い意見を言ってくれる人も自分の身の回りに置いておく。ただし、単に批判をする人ではなく、建設的な批判やフィードバックをしてくれる人を置く。

  • 良い習慣こそが良い運を運ぶと考えている。

  • 最も避けるべき悪い習慣は先延ばしにすること。



この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?