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NETFLIX アニメ 映画 ペンギン・ハイウェイ レビュー

謎が好き、学びが好きな主人公青山くんが作り出した仮想の世界、それがペンギン・ハイウェイです。

思春期にさしかかる年頃の少年は、憧れの年上のお姉さん、未知なる生命体などなど妄想の産物を生み続けます。完全なファンタジーでなく整合性の取れる部分を軸においていて、ペンギンの出現と海と呼ばれる物体(世界)は等価的な価値を持っています。仮説・検証を地道に繰り返していく部分は、爆発的なファンタジー部分のを盛り上げるための抑揚、理屈の整合とも思えます。

プラスマイナス0で世界はできていて、何かを生み出す力+が弱くなると、何かが消費される力-が強くなりバランスがとれない。映画の中ではこの部分が理屈とし出てきて、最終的に課題を解決していくきっかけになっています。
解決方法の生み出し方、考え方も描かれていて、事象をそれぞれまとめてカードに(個別化)して、並び替えやカテゴライズなどして、共通点など探すという方法も紹介されています。

最終的に憧れのお姉さんはいなくなってしまうのですが、大人になるための通過儀礼というか、少し寂しさを感じながらも少年の強さ(成長)を感じられる作品でした。

https://www.netflix.com/title/81037598

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