見出し画像

NETFLIX 映画 バリー・シール アメリカをはめた男 レビュー

アメリカとソ連の冷戦が各地での代理戦争を起こしていた頃、中米もその影響を受けていました。
CIAは情報を得るため航空写真を撮る作戦を考え出します。
民間航空のパイロットに近づき、取引を持ちかけスカウトに成功します。

トム・クルーズ演じるこのパイロットは、極秘に中米などへ飛び淡々と棄権な撮影をこなしていきます。中米各国とのコネクションを広げた彼はいつからか撮影と同時に麻薬の運びをするようになっていきます。

滑走路もない原っぱのようなところで、初めて麻薬を積んで飛び立っていくのですが、滑走路が短過ぎて機体を木にこすりながらもなんとか飛び立つシーンは緊張感があって見所です。

麻薬の運びで財を成したバリー・シールズでしたが、CIAにばれてしまい、それをネタにゆすられ政府の汚れ仕事(武器の密輸など)をやらされるようになっていきます。しかし、この生かさず殺さずの環境を逆に生かして、武器の横流しなどをしてさらに財をなし、したたかに立ち回ります。

最終的にはこの横流しも露見し、とかげのしっぽきりのような流れになってしまいます。後半はCIAの冷酷さや、アメリカという国が作ってきた歴史のエグさが感じられるような内容になっています。事実と異なる部分もあると思いますが、このあたりの歴史について詳しく知りたいなと感じるくらい黒い感じでした。


https://www.netflix.com/jp/title/80121192

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?